ホームスクーリング日記聖書・クリスチャン向け

育休中にクリスチャン・ホームスクーラーを訪問して学んだこと

りょう
りょう

こんな疑問をお持ちの方におすすめの記事!

  • ホームスクールが始まる時ってどんな大変さがあるの?
  • ホームスクールのいいところって何?

シャローム!りょうです!

我が家に2人目の息子が誕生したとき、半年間の育休を取っていました。

そしてその期間に先輩クリスチャンホームスクーラーを訪問する機会が与えられ、本当に幸いな交わりと学びの場となりました。

そこでこの記事ではクリスチャンホームスクーラー訪問から学んだことをシェアします。

今回の訪問ではホームスクールの良さを再確認すると同時に、その建てあげ期の大変さを目の当たりにしたのです。

前回のクリスチャンホームスクーラーの訪問記録

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訪問したホームスクーラーの紹介

今回ホームスクーラーのUファミリーを訪問しました。

・中部地方の自然豊かな土地。だけど子育て世代も豊富。

両親ともにクリスチャンでおおむね40歳。

父親Rさんは両親がクリスチャンではないが、家庭の事情で幼少期にホームスクールで育つ

母親Yさん両親がクリスチャンで自分がホームスクールで育つ(しかも兄弟姉妹が6人)。

・そしてUファミリーの子どもも6人(7歳〜0歳)!

・さらに母親Yさんのご兄弟も近隣でホームスクール中。

・2LDK+4LDKの二世帯住宅に一世帯で住んでいる(笑)

実は私たちとUファミリーに直接の面識はありませんでした。

しかし私の通う教会に共通の友人がおり、その友人に仲介してもらったのです。

宿泊訪問したいですと相談すると「部屋はたくさんあるのでどうぞ!」と快く引き受けてくださいました。

ありがたし。

結局3泊4日ほどお世話になりました(笑)。

りょう
りょう

我が家に0歳児がいるだけでなく、Uファミリーも0歳児を子育て中だったにも関わらず…。

ありがとうございます!

ホームスクーラー訪問の目的

今回の訪問目的は「ホームスクールの学習の始まりってどんな様子か?どう始めるのか?」を学ぶためでした。

なぜなら我が家の子どもも長女が2歳になり(感謝!)、将来に備えたいと感じたからです。

もちろん幼稚園も小学校もまだまだ先ですが、そうはいってもあっという間。

1人目が小学生の年齢になる前に、ホームスクーリングにおける「学習」について備えたいと考えました。

とはいっても何から始めたらいいのかわからない

・テキストはどうやって選ぶ?
・カリキュラムはどう組む?
・子どもに何を教える?
・そもそもどんなスケジュール?

など疑問だらけ(笑)。

りょう & あー
りょう & あー

直接誰かに相談したいなぁ

ちょうど最近学習が始まったくらいのホームスクーラーと話せないかなぁ。

と考えていたら、教会の友人から今回訪問したUファミリーの情報をいただきました。

主は本当にときにかなった助けを与えてくださいますね。ハレルヤ!

こうして私たちはUファミリーと出会い、見学させていただいたのでした。

ホームスクール見学で学んだ3つのこと

今回のクリスチャンホームスクーラー訪問もやはり最高に楽しく有意義でした。

ホームスクールの見学はもちろんのこと、所属する教会は違えど、同じ信仰に立つクリスチャンとしてよい交わりがありました。

Uファミリーさえよければ、ぜひ来年もお泊りしたい!(笑)

さて、今回の訪問で学んだことを3つ紹介します。

親の献身:1人目が自習できるようになるまで

今回学習を始めるにあたり、親の多大なる献身が必要であることを目の当たりにしました。

前回訪問したホームスクーラーの状況

実は前回のホームスクーラー訪問でお伺いした2つのファミリーは、1人目の子どもが小学校6年生・4年生と高学年であり、すでに自習できる状態でした。

そのため2人目・3人目の子どもたちは、1人目に習って自習していたように思います。

小学生低学年にも関わらず、むしろ自分も兄姉たちのように早くやりたいという子すら出てくる。

それを見た私たちは「すごい!ホームスクーリングは自ら学習したいと思える環境ができるんだ!」と考えたのです。

Uファミリーの状況

しかし今回訪問したUファミリーは、1人目がちょうど小学1年生、つまりホームスクール1年目でした。

すると全く逆のことが起きてしまいます。

1人目からすれば「弟妹はこれまで通り楽しく遊んでいるのに、なぜ自分だけ勉強!?」と。

そして勉強ですから、得意な科目だけでなく苦手な科目も学ぶことになります。

それはもう辛いこと辛いこと。まさに訓練

親子ともども、決して楽な状況ではないことがすぐわかりました。

親の多大なる献身

当然子どもは抵抗します。

「勉強の時間ですよ」と伝えればふてくされうなだれる。

いざ始めても嫌々ながら漢字ドリルをダラダラとやる。

教える親から見れば決して気持ちよく教えられる状況ではありません

それでも母親Yさんは愛を持って優しく声をかけ、しかし毅然とした態度でリードしておられました。

スタートは誰しも大きな試練

わたしたちが見たのはたった数日です。

しかしこの訓練の日々はずっと続きます

それだけでなく、1人目の姿勢が2人目3人目に影響を与えていくので、今後の子どもたちの学習に大きな影響力を持つ時期だと思いました。

だからこそ親は日々抵抗する子どもに向き合い、教材や教え方も試行錯誤し、忍耐をもって取り組み続けなければならないのです。

そしてその戦いの日々において最も重要なことは、親の献身でした。

母親であるYさんも「正直何度も投げ出したくなりますよ!(笑)」と、おっしゃっていました。

それでも神さまに任せられた使命に、愛する子どもたちのために向き合っていく。

この献身によって、子どもたちが訓練に向き合うことができ、困難への忍耐と親への従順を学んでいくのです。

今回の訪問では、ホームスクール建て上げる苦労と秘訣を目の当たりにすることができ感謝でした!

子どもの個性によって学習しやすさが違う

学んだことの2つ目は、子どもには個性があり、そもそも学ぶことへの意欲や抵抗感が全く違うということでした。

学習内容への興味の違い

長男くんは漢字練習を嫌がっていました

文字にあまり興味を示さず、むしろ絵やブロックなど創作を好みます。

そのため漢字練習に対しいちいち抵抗していました(笑)。

つい「さっさとやれば早く終わるのに…」と思ってしまいます。

一方で次男くんは文字へ興味があります

まだ年長でしたが、ひらがな・カタカナに加え自主的に漢字も学んでいました。

学習する動機の違い

お母さんいわく、次男くんは学習をクリアすべき課題として自然に受け入れられるそうです。

そのためこれが課題です提示されたとき、素直に解こうと取り組める。

一方で長男くんは学習の目的や理由を求めるそう。

それらが見出だせたら取り組める。

どちらも一長一短ありつつも、同じ環境で育った長男次男で明らかな違いがありました。

学校への馴染みやすさの違い

この性質の違いから、次男くんは学校に行ったら最初からスムーズに馴染めるが、長男くんは最初につまずいただろうと、お母様は考察していました。

学校は学習の目的や理由をあまり説明しません。

ただ一年生はこれを学ぶべきなので、ただ学ぶのです。

これは長男くんのように、目的や理由が強い動機になる子どもにはキツイ環境です。

とくに苦手な・嫌いな科目を、目的も理由も説明されず学ばされ、ついていけなければ「あなたは勉強ができない子」とレッテルを貼られ、個別のフォローはほとんどない。

この学校のやり方に馴染める子もいるでしょう(次男くんみたいに)。

ただこの長男くんに近しい性質の子にとって、ホームスクールは本当に幸いな学習方法だと思います。

親が愛と忍耐をもって、何度でも学習の目的や理由を説明してもらえ、学びが遅くてもレッテルを貼られることはなく、本当に理解するまで時間をかけて学ぶことができる。

このように子ども一人一人に個性が与えられている以上、その子にあった学習が提供できるのはホームスクールの幸いだと思いました。

とにもかくにも、このように子どもの個性によって学習しやすさが大きく異なることがわかりました。

家族の一員として、家族に仕える幸いを学ぶ

3つ目に学んだことは、家庭生活から学ぶことは本当に多いのだということでした。

家庭に仕える訓練

一般的にホームスクールでは子どもたちに家族の一員としていろいろなことを任せます。

掃除や皿洗い、洗濯や調理など、1人1人のレベルに合わせてです。

それら1つ1つのお手伝いを通して、忠実さや誠実さ、忍耐や仕える幸いを学びます。

家族の一員であるので、家族の営みを担う責任と、家族に仕える恵みが与えられています。

料理を手伝う4歳と2歳

これまでのファミリーと同様、Uファミリーの子どもたちも喜んで家族に仕えていました

とくに驚いたのは5歳の三男くん、2歳の長女ちゃんが料理を手伝っていたこと。

お母さんが料理をしていると、三男くんは自ら台所に立つのです。

すると長女ちゃんも続いてお手伝い。

まだふたりとも小さいのに、ゆで卵を向いたり、かぼちゃの種をスプーンでくりぬき出したり。

家族が美味しい食事を食べるために、家族の一員としてできることを喜んで手伝っている姿でした。

りょう
りょう

私の娘も2歳ですが、やらせたことすらない…。

もっといろいろやるお兄ちゃんたち

さらに年上の長男くんや次男くんはより多くを任されています。

0歳の赤ちゃんと一緒に遊んだり、あやしたり。

さらに朝食・昼食のお手伝いだけでなく、6歳にして家族全員分のお皿洗いも担当しています。

もちろん疲れてやりたがらない場面もありました。

しかし任された以上、責任を持って取り組んでいました。

自分には家族のためにできることがあり、同時に任せられている責任があることを、幼くして日々学んでいるのです。

このように子どもが将来家族に仕えるために必要な訓練や仕える喜びを、まだ幼いときから日々の生活で教え込めるのは、ホームスクールの幸いだと感じたのです。

学んだことまとめ

  • 1人目が自習できるようになるまでには、ただいな親の献身があった。
  • 子どもの個性によって学習しやすさが違う。
  • 家族の一員として、家族に仕える幸いを学ぶ。

今回訪問して学んだことの3つでした。

いやー、訪問して本当によかったです。

またこれら以外にも、聞きたかったカリキュラムの選び方や未就学児時代の過ごし方など、知りたかったことも数え切れないほど多く教えていただきました。

訪問前の悩みが見事に解決されて感謝でした。

今回の訪問は、間違いなくわたしたちのホームスクーリングをよりよいモノに後押ししてくれる重要な機会になりました。

りょう & あー
りょう & あー

受け入れてくださったUファミリー、本当にありがとうございました!!!

また今回の訪問を通して、テキストを選ぶことや学びの進め方など、子どもが未就学児でも具体的に準備できることはたくさんあるとわかったのです。

本来はなんのつながりもないわたしたちでしたが、キリストにあって暖かく受け入れられ、相談できるステキな先輩ホームスクーラーに出会わせていただき感謝でした。

これからも悩みは尽きないでしょうが、その時々に主からのおりにかなった助けがあると信じて、主に頼り歩んでいきます。

心からおすすめして!

God bless you!!

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私の妻がホームスクーリングを志したきかっけもまた、先輩ホームスクーラーとの出会いでした。

クリスチャンとしてホームスクーリングに取り組むのは、はっきりとした理由があります。

この記事を書いた人
りょう

某都立大学院で化学専攻。大手企業で5年間最先端研究開発に携わった後、日立系IT企業で営業として活動中。

愛妻と娘の3人暮らしでホームスクール中。
将来は子ども食堂の運営、クリスチャンスクール、異世代間シェアハウスの設立を目指しています。

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