2022年10月。
人生で2度目の出産を経験しました!
第一子の出産ではコロナ真っ只中で立ち合い分娩なんてもってのほか!でしたが、今回は条件付きで立ち合い分娩をすることができました!
はじめに|妊娠経過・母体・分娩について
出産6日前|破水疑惑
11:00
トイレに行ったら尿ではない水が出て、ティッシュで押さえても押さえてもすぐ濡れる。無色無臭だしこれは破水ってやつだ!と確信し産院へ。
産院でリトマス紙みたいなもので検査したけれど反応せず。高位破水の場合は出たり出なかったりはよくあるらしいので、とりあえずNST取って赤ちゃんの状態を確認した後にもう一度検査するも、反応なし。がーん。
子宮口1cm。赤ちゃんは元気で張りもそんなにない。破水ではなさそうなので帰宅…。
でも今までになかった強い痛みが腰にズンっと一瞬あるから、近付いている感はある…!
出産4日前|最後の妊婦健診
院長の診察。子宮口1cm。
内診ぐりぐりもなく…院長は自然に陣痛くるの待つ派なのかな。
推定2,872gでいい感じ!
出産当日|その時は突然やってきた
09:00
赤茶色のおしるしあり。拭ったティッシュに付く程度の少量。その後も2回くらいトイレの時にねばっとしたチョコレート色のおしるし有り。
午前中に3~4回の排便!便秘だったのですっきり!
17:00
ひまだったので娘をベビーカーに乗せて、教会にいる夫を迎えに散歩。
17:15
夫と合流、一緒に公園まで散歩。途中だんだんお腹の痛みが強くなり深呼吸をすると楽になる。前駆陣痛かなぁ?と呑気に構える。
17:30
公園に到着。痛みに波があり定期的なのでこれはもしかして陣痛なのでは?と思い家に引き返す。痛みのピーク時はゆっくり歩かないと辛い。でも歩き続けられる。下痢の時みたい?
18:00
帰宅。食事とお風呂の準備を夫にお願いし、痛みの合間に入院バッグと娘のお預けバッグの準備。
18:15
食事。普通に食べられるが少し気持ち悪くて食欲はない(後期つわりの時みたいな)。
18:30
痛みが6~7分間隔なので、報告のためにも一応産院に連絡。
助産師さん「まだ耐えられそうですね」
私「私も全然そう思います!」
助産師さん「5分間隔切るか痛みが激しくなってきたらまた連絡してください。できれば痛み緩和されるからお風呂入ってね」
18:50
入浴。確かに湯船に浸かってると痛みが楽になる!痛みの間隔が開いた気もする。
19:10
歯磨き、着替え。
19:20
陣痛中に猛烈な吐き気で夕食を全部戻す。体力つけるために頑張って食べたのに…。
19:30
横になって痛みに耐える。もうこれは本格的な陣痛ってやつ。飲んだ水も全部吐く。とにかく寒くてガタガタ震える。
娘が心配で来てくれるので少しは気が紛れた?でも陣痛アプリとか嘔吐用の桶とかティッシュを触るので制するのに体力使う…。まだ痛みの合間に会話できる。
20:00
夫に立ち会ってもらうため、早めに友人に娘をお迎えに来てもらう。
カイロを腰に貼ってもらう、腰をさすってもらうと楽!押されるのは痛み増強で今回は無理。前回は押してもらうのしか受け付けなかったのに!
20:45
産院に連絡。間隔は3~4分。「経産婦さんだし、来ちゃいましょう」と言われる!
21:00
出発前に割と大きめの排便。すっきり〜!
21:10
タクシー到着。深呼吸で痛みを逃す。合間は眠くて一瞬とろんと恍惚状態になるが眠れない。βエンドルフィンきてる!と思う。このまま寝てしまいたいという叶わぬ強い願望を抱く。
21:30
産院到着。エレベーターの中でビニール袋に吐く。
LDRへ。着替え、点滴、お腹にモニター、子宮口5cm。
22:00
破水。娘の時は人工破膜だったので自然にパチンと破けて感動!破水って感じだ!
子宮口7cm。ごりごり恥骨が痛んで赤ちゃん降りてきてるのがわかる。うぅーと言う声が出るようになる。
夫がずっと腰をさすってくれてたけどモニターに影響してしまうようで、さすらず軽く腰を押すように指導される。
赤ちゃんの心拍が弱いため、息をしっかり吐くように言われる(吸ってばかりだったよう)。酸素マスクをつけることに。
22:30
子宮口全開。いきみたい感覚がすごい。「いきみたい!」と言うと助産師さんに「いきんでいいよ」と言われ、「えいいの?では!」と軽く逃せるレベルでいきむ。
陣痛の波がおさまると、どっとβエンドルフィンでとろんと恍惚状態になる(体感2秒くらい)。痛みでめちゃくちゃ辛いのにこの一瞬だけ眠すぎて気持ちいい。何もできない無力な赤子になったような感覚。
「もう赤ちゃんの頭見えてる、ふさふさの毛があるよー」と聞いて俄然やる気が出てくる!早く終わらせたい!でもまだいきんで出すには無理やりな段階な気がするから「どうしたらいい!?」と助産師さんに聞く。いきんでいいよとのこと。
いきむ時に助産師さんにお尻の穴辺りを押されてるような?気がする。
メリメリと頭を押し出している感を強く感じる。
22:48
ニュルルルン!と、3,242gの男の子、誕生!
終わった〜〜〜〜という開放感と安堵感。
そして意外と冷静に赤子を観察できた。娘の時ほどの感動や愛おしさ爆裂!という感じはなく、うんうん、生まれたね、大きいなぁ!と冷静。慣れってあるんですね。
2回目の出産を終えての感想
経産婦という圧倒的なアドバンテージ
第一子出産の時は、ある程度の覚悟はしていたものの、その覚悟を嘲笑うかのようなトラウマ級陣痛によって粉々に砕かれた私の痛みへの耐性度。
その陣痛をもう一度味わうのかと思うと心がヒュンと縮む思いで、とにかく恐怖でいっぱいでした。
でも今回の出産、本格的な陣痛が来てから3時間、産院に着いてからは1時間で終わった!
平均的に経産婦は分娩所要時間がぐっと短くなるのは知っていたけど、まさかこんなにスムーズだったとは!
陣痛の痛みも初産の時ほど痛くなかったような…?
「こんなもんじゃない、まだまだもっと痛くなるぞ!」と思っていたら「え、もう生まれるん??」と拍子抜け。
これに関しては、初産時に味わった、完全立ち合い禁止&助産師さんほとんど不在な中で陣痛に耐える&全てが初めてで未知!という精神的なダメージが今回はゼロだったのが痛みの軽減に繋がった気がします。
とにかく私は大きなアドバンテージを手に入れたようです。もし3人目が与えられたら心の余裕を持って出産を迎えられそうだ。
(でも1人目辛くて2人目楽勝、3人目が辛かったってよく聞く…笑)
娘と息子の違い
娘と息子という性別の違うふたりの子を賜り、神の恵みに感謝しています。
息子はやっぱり大きめサイズの坊ちゃんで、頭囲も娘より大きかったです(経産婦なのに会陰裂けました…)。
まだふたりとも小さいので性差なのか個人差なのか定かではありませんが、息子は娘よりも発達がゆっくりめです。
寝返りは5ヶ月でしていたけど、離乳食は5ヶ月で始めたら食べず、6ヶ月の今も口から出てしまいます(娘は5ヶ月でもぐもぐ食べてた…!)。
これから精神的な面でも差が出てくるのかな。
それぞれの与えられている性と個性を大切にしながら、ゆったりとした気持ちで成長を助けていきたいです。
神が子どもたちを送ってくださったのは、単に種の保存のためではありません。
私たちの心を広くし、利己心をなくし、優しい思いやりと愛情に満ち、
魂の目標を高く掲げ、能力の限りを発揮し、冒険心と努力を拡げる…そのためです。
ー メアリ・ヘウィット