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【日記】産後1ヶ月ほど子育てした父親としての感想・心理的変化

りょう
りょう

こんな疑問をお持ちの方におすすめの記事!

  • 産後の生活について具体的に知りたい人
  • 父親としての自覚が芽生えなくて不安な人
  • 育児休業を取ろうか悩んでいる人

先日第一子が無事に出産しました。

赤ちゃんをかわいいと思うのは間違いないのですが、かわいい以外にどんな感想を抱くか出産前は想像できませんでした。

今回は第一子の子育てを1ヶ月経験した父親がどのようなことを感じ、心理的な変化がおとずれるのか書きました。

この記事を読めば、産後すぐの父親は親として生まれたばかりで子どもと一緒に成長する存在であることがわかります。

また産後の母親は偉大であり、産後の父親はこれから偉大になっていくのだ、ということがわかる内容になってます!

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感想1:出産中に尋常じゃなく妻が痛がっていてビビった

私が妻の出産に同労して抱いた感想は、陣痛に対する驚きと恐怖でした。

本当に「妻よ、頼むから生きて帰ってきてくれ」と心から思ったものです。

私たちは新型コロナウィルス対応のため、立ち会いが禁止されている中で出産しました。

そのため陣痛初期の段階では家で一緒に陣痛の痛みに耐えていたのですが、想像していたものよりもはるかに過酷で終始ビビりまくっていました。

というのも、妻が陣痛の痛みで嘔吐し始めたのです。

それも一度や二度ではなく、10〜15分に1回のペースで痛みが来るたびに吐く。

私は「痛すぎて吐いてしまう」経験がないため、もはやどれだけ痛いんだよ…とビビりました。

また、吐いたあと寒気でブルブルと震えだしました。

これで心配にならない夫はいません。

しかも後日妻から「家にいた時の陣痛よりも、病院に行った後(出産直前)の痛みの方がはるかに痛かった」と聞いて、背筋が凍る思いでした。

出産って…こんなに命がけなのか…。

こんな経験を通して生まれてきた子なのだから、ますます大切に育てたいと感じたのでした。

詳細は妻が出産レポに書いてくれています。

出産予定の方は夫婦でお読みいただければ、出産当日の全容が具体的にわかると思います。

感想2:赤ちゃんはかわいいが、自分の子である自覚はまだ薄い

我が子を目の前にして少し焦ったことがあります。

それは赤ちゃんとしてかわいいのは間違いないのですが、目の前にいる我が子が自分の子であるという実感があまりわかなかったからです。

しかし妻はすでに母親としての貫禄が備わっています。

10ヶ月お腹の中で一緒だったことや事前に産後の知識をよく蓄えていたので、すでに母親としての自覚が芽生え育まれている様子でした。

夫婦で親としての自覚にギャップがあることや赤ちゃんに会ったら我が子として実感するものという私のイメージと現実のギャップに、焦りを覚えました。

「あれ?僕だけ取り残されてる?父親として欠陥がある?」という感じです。

あまり誇れることではありませんが、これが最初に抱いた正直な感想です。

産後すぐのお父さんへ。

父親としての自覚がなくても焦らないでください。あなただけではありません。私も同じでした。

続けて感想3を読んでみてください。

感想3:親としての自覚や親子の関係性は徐々に育まれるもの

親としての自覚が芽生えないことに焦りつつも日々を過ごすことで気がつくことがありました。

それは赤ちゃんが生まれてからこの世界や親に慣れていくように、親も親としての生活に慣れていき徐々に親となるということです。

ある日娘がなぜ泣いているのかわからず私は「君はなぜ泣いているんだい?」と何気なくつぶやきました。

すると妻が裏声を使って「私にもわからないの!まだ生まれてきて世界のことがわからないの!」と、娘の気持ちを伝えてくれました。

たしかに、つい先日までへその緒から栄養をもらって、酸素を受け取っていました。
目で周囲を見ることもなく、温度や湿度も一定で安全で温かいところにいたのです。

それが今や自分で乳を飲み、呼吸をしなければならない。
目を開いて周りを見て、寒さや暑さを感じなければならない。

私は妻のことばを聞いて、娘は世界に生まれでて、今この世界に少しずつ慣れていっているんだなぁと腑に落ちたのです。

そう思うと私も父親としては本当に新米なわけで。それで何かができると思い上がっちゃぁいけない。

私もまた、父親として過ごす新しい世界に少しずつ慣れていく必要があるのです。

失敗しながら、娘や妻と対話しながら、父親としての自覚を育み、成長していけばいいのだと、少し安心したのです。

立場はもう親だけど、親としての自覚や親子の関係はこれから育んでいくのが自然なんだと。

これが親子関係とは夫婦関係と同じで育むものだと強く実感した瞬間で、親子の絆が深まるのがとても楽しみになった瞬間でした。

産後すぐのお父さんへ。

まずは我が子に慣れることを目指して、焦らずゆっくりと父親になっていけばいいんだと思います。

感想4:結論としてはワンオペ育児は不可能である

母子が退院してから1ヶ月が経過した私はある1つの結論に達しました。

ワンオペ育児はまず不可能であるということです。

「ワンオペ育児はできなくて当たり前、できたら命削って頑張ってる」くらいのイメージがちょうどいいです。

大きく分けて「寝れないこと」と「自分の時間が皆無であること」が課題です。

ワンオペ育児は寝れないのに活動しなければいけない

授乳スケジュールが殺人的なのでお母さんはまず寝れません。

そのためこれまで経験したことがないほどの睡眠不足にも関わらず、赤ちゃんのために活動しなければいけないのです。

具体的には毎日1,2時間起きに起こされます。

事前知識ではだいたい3時間ごとに授乳すると聞いていましたが、3時間もおとなしく寝ていた試しがない。

1時間毎に起こされるのが普通、2時間寝たらよく寝たねと赤ちゃんを褒めてあげたいほどです!

この圧倒的睡眠不足の中、愛する我が子のために授乳している母は本当に偉大ですわ。

仕事をしている方が100万倍楽です!

ワンオペ育児において自分の時間は皆無

ワンオペ育児ではお母さんが自分の時間を持つことができません。

というか体力回復のために寝なければいけないのです。

具体的にはこんなサイクルが回ります。

・朝6時にほとんど寝てない中で赤ちゃんを寝かしつける

⇨自分も疲労が溜まっているので一緒に休む

⇨1,2時間睡眠できても赤ちゃんがまた乳を求めるので起きて授乳

⇨自分も疲労が溜まっているので一緒に休む

・・・繰り返し・・・

⇨気がついたら夜の21時…

⇨夜通し同じように授乳

⇨一番上に戻る。

はい、気が狂います。

これだけでも気が狂いそうなのに、ここに掃除・洗濯・買い物・料理などが加わるとか…

はっきりいって無理です。

我が家は私が育児休業を取得したので、

・妻:授乳ときどきオムツ替え
・夫:オムツ替え+あやす、家事全部

で分担しています。

そのため妻は授乳に専念できますが、ワンオペ育児の場合はこれを全部1人でこなす…

これが普通にできると思っている男性は一回やってみることをおすすめします。

育児休業も取りやすい世の中になってきてますし!

親は子どもを育て、同時に子どもに親として育ててもらう

産後1ヶ月経過した感想でした。

妻としては「子ども生まれたんだからしっかりしてよ!」と思うかもしれません。

しかしよくも悪くも夫は妻よりも遅れて父親としての自覚を育んでいくのです。

最近妻と娘が産後ケアセンターに1週間ほど滞在しました。

最初は正直「ゆっくり休めて1人でリフレッシュできる!」と楽しみでしたが、2,3日も立つと「愛する妻と娘に会いたいなぁ…」と寂しくなりました。

親としての自覚が芽生えはじめているようで感謝です。

これからもゆっくり、焦らず、妻と娘に支えられながら、時間をかけてでもしっかりと父親になっていこうと思った1ヶ月目でした。

God bless you!

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夫である私は産後の入院生活を経験していません。妻が産後生活のリアルを綴ってくれました。

父親としての自覚を育むために妻がいろいろと工夫を凝らしてくれました。本を読んだり、一緒に通院してみたり。少しでも早く父親になるためにおすすめです。

この記事を書いた人
りょう

某都立大学院で化学専攻。大手企業で5年間最先端研究開発に携わった後、日立系IT企業で営業として活動中。

愛妻と娘の3人暮らしでホームスクール中。
将来は子ども食堂の運営、クリスチャンスクール、異世代間シェアハウスの設立を目指しています。

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マムレ日記|クリスチャン夫婦のホームスクール日記
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