夫婦生活聖書・クリスチャン向け

大切な人と本気で和解したいなら抑えたほうがいい6つの注意点

りょう
りょう

こんな疑問をお持ちの方におすすめの記事!

  • 謝っているのになかなか赦してもらえなくて困っている人
  • 謝ってもらっているのになぜか赦すことができないと悩んでいる人
  • 和解したはずなのになぜかぎこちなくてどうにかしたい人

「いくら妻に/夫に謝っても赦されない」という経験をしたことはありませんか?

実は人には大きく分けて5つの謝り方があり、真の和解に通じる謝り方が人それぞれ異なります。

別の記事でこの5つの和解の言語についてまとめました。

この記事ではさらに、和解する時に注意しておきたいこと、また和解とは区別しておきたいことについてまとめています。

「和解したつもりだったけどなんだか信頼してもらえていない気がするなぁ…」

「謝ってもらったから赦したけど、なんだか納得できてないんだよなぁ…」

このような悩みがある場合は、和解する時の注意点を抑えていなかったり、和解と信頼を区別できていないことにあります。

この記事を最後まで読んでいただければ、和解する時にやってはいけないこと、言ってはいけないことがわかり、和解が愛する人との絆を深める機会とすることができるようになります。

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和解するときに気をつけたい注意点

和解するうえで注意するべき点があります。

もしこれらの注意点を考慮しなければ、いずれかが不満をいだき和解できないことも起きてしまいます。

特に自分が謝る際には注意点を守れていない場合は、意識して修正しましょう。

相手が自発的に赦せるようにすること

和解とは加害者が謝って相手が赦してくれることで成立します。

その時に謝る人は「謝ったんだから赦してよ。」と相手に赦しを要求しないようにしましょう。

なぜなら赦すかどうかは相手が選ぶことだからです。

もしこのような態度があるならば、謝ってもらった人は敏感に感じ取ります。

結局うわべだけの和解によって後日両者ともに苦い思いをするでしょう。

そのため「私はここまで謝ったんだから、当然あなたは赦してくれるよね。」という態度は決してとってはいけません。

それは相手をコントロールする態度であり、赦しの自発性を損ない真の和解につながりません。

謝ることで相手をコントロールしないように注意してください。

赦さないという選択肢を相手が取れるようにすること

謝ってもらった人が赦さないという選択肢を取れるように注意しましょう。

「赦してほしいとお願いすること」と「赦しを要求すること」は全く違います。

なぜなら赦しとは選択であり、恵みであるからです。

「私は赦してって言ったじゃない!?」と赦しを要求し強制することで、それは恵みではなく義務になってしまいます。

また決して忘れてはいけないのは、赦してほしいというのは大きなお願いなのです。

赦す側からしてみれば、傷や怒り、不快感を放棄するため、赦しには非常に高いコストが伴います

それゆえ謝れば必ず赦されるわけではありません。

とても勇気が必要なことですが、赦さないという選択肢を相手が取れるようにしましょう。

「今すぐに赦せない」ことを受け入れること

謝ったときに相手の「今すぐ赦せない」という選択も受け入れましょう。

なぜなら赦しにはときに時間がかかることもあるからです。

謝った人からすると、今すぐ赦してもらい元の関係に修復したいという想いが強いでしょう。

特に夫婦や親子など親しい間柄であればなおさらです。

しかしそれでは被害者が心の整理がつかないまま選択することになってしまい、後々の関係に傷を残す可能性があります。

そのため加害者が謝った時、被害者は赦すか赦さないかの2択ではなく、赦したいけどもう少し時間がほしいという第三の選択をとってもよいのです。

謝るときに口にしてはいけない言葉

謝る人が言ってはいけない言葉がいくつかあります。

なぜならこれらの言葉は相手の赦そうと思う心を折ってしまうからです。

早く赦してもらいたいがためについつい言ってしまうので注意してください。

  • まだそのことで引きずっているの?
  • あなたがこんなことで怒るなんて残念だな。
  • もうよく反省したんだから、赦されてもいいんじゃないかな。
  • あなたが気にし過ぎなんじゃない?
  • 僕は冗談のつもりだったのに。
  • どうしてあなたはいつも◯◯なの?
  • そんなに怒るなんて馬鹿げてるよ。
  • それって大したことじゃないよね?
  • そんなことであなたは怒ってるの?
  • もう勘弁してよ。
  • あなたはこの件を乗り越える必要があるよ。
  • 私が今できることはなにもないじゃないか。過去は変えられないんだから。
  • どうして過去のことを蒸し返すの?
  • 確かにあなたを傷つけたかもしれないけど、あなたは間違った受け取り方をしてるよ。
  • 私はそんなつもりはなかったんだ。

これらの言葉は自分の失敗を素直に認められず、「私は間違っていない。」「そこまでひどいことはしていない。」と主張してしまう人が使う言葉です。

「私はただあなたに真実を理解してもらいたいだけなんだ!」と。

しかしこれらの言い訳は赦そうとしている人にとって逆効果です。

謝った後にこれらの言葉を言いたくなってしまったら、グッと我慢して赦してもらえるのを待ちましょう。

余計な言葉を言わず、謝ったら赦してもらえるまでグッと我慢です。

和解するときに区別しておきたいこと

和解することで絆を深めていくことができますが、全てが元通りとなるわけではありません。

ここではたとえ和解したとしても元には戻らないこと、和解することとは区別しておくべきことについてふれます。

和解することと信頼することを区別する

和解することと信頼することは分けて考える必要があります。

なぜなら和解とは決断に依存し、信頼とは感情に依存するからです。

和解に必要な赦しとは「問題を自分たちの後ろに置き、関係を修復するために一緒に前を向くと決めること」、つまり意志による決断です。

一方で信頼とは時間と実績により培われた感情なのです。

そのため信頼とは、和解できた後に再び育んでいくものになります。

それゆえ「あなたの誠実な謝罪を受け取って赦しています。でも、まだ以前のように信頼することはできない。」ということがしばしばあります。

これに対して「赦してくれたのにどうして以前のように信頼してくれないの?赦してくれていないの?」と感じるかもしれません。

しかしそれは赦し(決断)と信頼(感情)を分けて考えていない人の考え方です。

和解と信頼についてしっかりと切り分けて、赦すという決断をしてくれた相手に感謝し、その後も誠実さを示し続けて信頼を築いていきましょう。

和解の後も相手に負わせた傷は残る

赦されて和解することと負わせてしまった傷の責任をとることを分けて考える必要があります。

なぜなら和解とは関係の修復でしかないからです。

2人の関係において誠実な謝罪と赦しの決断によって関係は修復されます。

しかし現実になにかしらの被害がある場合、その被害への責任は取らなければなりません

身体的な怪我をさせたなら、和解しても怪我は残ります。

精神的な心の傷があるとしたら、和解してもその傷は残ります。

この傷を癒やすことについては、和解とは別に償っていく必要があるのです。

このように和解とは関係を修復し前に向かうために必要なことですが、問題の結果のすべてを取り除けるわけではありません。

赦されたとしても相手に負わせてしまった傷の責任は取ることになることは避けてはいけません。

和解したからこそ傷を癒やして信頼を築くことができる

  • 和解するときには相手が自発的に赦すこと、赦さない、または今は赦せないという選択ができるように謝る
  • 赦しとは決断であり、信頼とは感情であるため、和解した後こそ信頼してもらうための誠実さを示していくことが大切

私たちは自分によくないところがある時に謝ろうと思いますが、家族や夫婦において謝るかどうかの重要な判断基準は、自分の行動で愛する人が傷いたかどうかです。

どちらが客観的に見て正しいかではありません。

まずは相手が傷ついた事実を認めることから始めることが最初の一歩です。

ついつい「私はそんなつもりで言ってないよ。あなたが間違って受け取ってしまっているよ。それは誤解だよ。」と言いたくなりますよね。

私もこの記事を書きながら妻に言い訳をしてしまっているなぁ…と反省させられました。

しかし一生続く結婚生活で夫婦の絆を深めるためには決断しなければなりません。

自分を正当化していつか結婚生活を手放すことになるか。

それとも悔い改めて日に日にパートナーとの最愛な絆を深める結婚生活にするか。

どちらにするか選ぶのはあなたです。

心からおすすめします!

God bless you!

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問題のない夫婦はいません。だからこそ和解の言語を学び、あなたと愛するパートナーの言語を見つけることで、絆を深める和解ができるようになります。

愛の言語や和解の言語など夫婦の絆を深めるうえで学んでよかったと思うことはたくさんあります。

その1つが妊娠・出産に関することです。今はドラマで楽しく学べる、男性には助かる時代になりました!

この記事を書いた人
りょう

某都立大学院で化学専攻。大手企業で5年間最先端研究開発に携わった後、日立系IT企業で営業として活動中。

愛妻と娘の3人暮らしでホームスクール中。
将来は子ども食堂の運営、クリスチャンスクール、異世代間シェアハウスの設立を目指しています。

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