ホームスクーリング

ホームスクーリングとは?私が志したきっかけと理由をつらつらと

ホームスクーリングって聞いたことありますか?
クリスチャンであれば一回は耳にしたことがあるワードかもしれません。

(実は、私たち夫婦がこのブログを始めるきっかけは、ホームスクーリングを志したことなのです!)

ホームスクーリングとは簡潔に言うと、自分の子どもを「学校には通わせず家で教育をする」方法のことです。

そんなホームスクーリングについて、私が興味を持ったきっかけや始めようと決意した経緯などを記していきたいと思います。

はじめに言っておくと、私はホームスクーリングは一つの教育方法であって、なにも特殊で奇異なものではないと思っています。

子どもにとって最も良い教育環境を考え調べて提供するのが親の使命であって、7歳になる年に小学校へ入らせることだけが当然通るべき道ではないと思うのです。

学校教育一択ではなく、ホームスクーリングという方法が選択肢の一つに入ってもいいのではないかと思いつつ、多くの人にホームスクーリングの魅力を知ってもらえたらと思います!

(個人的な、そして長い記事になります!)

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ホームスクーリングって?

チア・にっぽんという、ホームスクーリングのネットワークと情報提供、環境の整備を目的として活動している団体が、ホームスクーリングを以下のように説明しています。

聖書は、学校任せではなく、親が第一義の責任者として、子どものために時間とエネルギーと愛情を注ぎ、犠牲を払うことを教えます。

「あなたが家にすわっているときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも」(申命記6:7)、言わば24時間、親が「子どもたちによく教え込みなさい」(6:7)と命じています。

の「教育の原点」とも言える聖書の命令に、親が「はい」と応じ子どもたちを育んでいくことがホームスクーリングです。

チア・にっぽん ホームスクールとは

クリスチャンとして聖書が教えるように子どもを教育したいという願いを叶えるために最も自然な方法が、学校ではなく家で教育する方法だと考える親たちが行っているのがホームスクーリングなのです。

私の子ども時代のこと

ホームスクーリングに出会う経緯をお話しする前に、私がホームスクーリングを検討するに至った要因として大きいであろう、私の子ども時代のことをシェアしたいと思います。

学校が好きじゃない子

私はいわゆる日本の平均的な学校教育を受けて育ったのですが、学校が好きじゃない子でした。

小学校時代は「なぜ決められた場所に6年間も通い続けなければならないのか、そしてなぜそれをみんな疑問に思っていないのか」と鬱々と感じていました。

運動会では、みんなで行進したり、踊ったりするのが心底嫌で、それらをする意味が分からなくて、担任の先生に「参加したくありません」と申し出たことも覚えています。何度か抗議してその年は見学させてもらえましたが、見学者に対する処遇が劣等生扱いで不思議に思いました。

絵具セットの購入用紙にカラーを青か赤かで選べるチェック項目があった時は、青色にチェックをして提出すると「女の子は赤色だよ」と言われたり。だったら何のためのチェック項目なんだと腹が立ちました。「私は青が好きなんです」とそのままの申し込みを希望しましたが、最後まで「女の子で青色はあなただけだよ?」と言われ続けました。

そのような「決まり」や「不文律」に強く反発する性格の子どもでした。

「自分の意思を働かせて行動すると、権威者に嫌がられる」という体験を何度もしました。

中学生になるとそれら意味不明の集団行動に加え、割と辛辣ないじめにも遭い、苦痛の毎日でした。

集団行動が嫌いだし、自分の好きなことができないことも苦痛でした。

家に帰って本を読んだり、縫い物をしたり、庭の木の実を潰しておままごとをしている方がずっと楽しかったのです。

自然の中で絵や文に勤しむミス・ポターが理想

自分を貫くロッタちゃんは憧れの存在

お母さんが恋しかった

私の母は諸事情あって、私が小学校低学年の時に大学に入学しました。
日々の通学(遠方の大学だった)、授業、家に帰ってからも夜は勉学で忙しく、7歳か8歳くらいの女の子が十分と思えるほどの時間を母と一緒に過ごすことはできませんでした。

学校であったいろんなこと、楽しかったことや嫌だったこと、疑問に思ったこと、お友達のこと、帰り道に見つけたもの、今度ある遠足のこと、読書感想文のこと、宿題のこと…。

話したいことは山ほどあるのに、時間が足りませんでした。今思えば、あの時は姉と母を取り合うようにして話していました。

自分のことは自分でしなきゃいけない、と幼心に感じていました。でも多分その頃の私の発達段階的にはまだそれは早計で、母と十分に時間を過ごして自己肯定感を育んだり、多くの会話の中で物事を一緒に考えたりするべき時期だったと思います。

友達の家に遊びにいった時、お母さんが家にいることが羨ましくて仕方ありませんでした。

大学卒業後は状況が好転するかと思いきや、教員になった母は学生の頃が比ではないくらいに忙しくなり、私は自分と向き合ってもらうことを諦めるしかありませんでした。

中学生〜高校生の頃は母にとても反発して、荒んでいたのを覚えています。

「寂しい」「私を見てほしい」ということを母に言えずに成長してしまいました。

ホームスクーリングに興味を持つきっかけ

一番初めにホームスクーリングを知ったのは、大阪で5人のお子さんをホームスクーリングで育てたお母さんであるクリスチャン女性との出会いです。

とても信仰に篤く、クリスチャンとしても女性としても魅力的な方です。

その方から家で5人の勉強を見ていることなどを聞き、ホームスクーリングをしている人を知らなかった私は非常に驚きました。

その後、お子さんたちと関わることが多々あり(現在は全員成人)、一人ひとりの人格の素晴らしさ教養の高さに感銘を受け、「こんな人たちが育ったホームスクーリングってどんな教育方法⁉︎」と興味を持ちました。

ホームスクーラーの宣教師との出会い

ホームスクーリングへの思いがもう一歩深められた出来事があります。

それはパキスタンへの宣教地訪問でのアメリカ人宣教師の医師との出会いです。

夜の祈り会後のティータイムで彼女に投げかけた、「なぜ宣教師を目指したの?」という私の質問に、彼女は笑顔でこう答えました。

「私の家では、毎週一つの国をピックアップしてその国の文化、環境、宗教、歴史を楽しく学ぶ時間があったの。その国のことを勉強した後は、お母さんと一緒にその国の代表的な料理を作って食べて、とても楽しい時間だった。そのレッスンの時間で、世界には聖書の福音を知らない人がたくさんいることがわかって、それで宣教師になりたいと思ったの。」

彼女はホームスクーリングで教育を受けており、クリスチャンの母親の考えたオリジナルのカリキュラムで、一般的な勉学のみならず、聖書の価値観に基づいた様々な教えを学んでいたのです。

「こんなにわくわくする母親との “授業” があるだろうか!」と心が踊りました。

さらにホームスクーリングへの想いが燃やされた一冊

ホームスクーリングビジョンから出版されている『母なるあなたへ』を手に取ったのは、前述の2人との出会いを通して、ホームスクーリングっておもしろそうだなと思ったからでした。

この本は、10人の子どもたちをホームスクーリングで育てている母親(!)が、ホームスクールを決心した経緯や葛藤、毎日の生活のリアルなどを記した本です。

エッセイのような文体で、ホームスクーリングの実際が具体的にイメージできます。

この本を読んで、

  • 教育に関する専門的な知識がない私でもできるだろうか?
  • 子どもの勉強を見ながら家事もするなんて時間と体力が足りなくない?

という疑問はほとんど払拭されました。

むしろ、子どもと長い時間を過ごす魅力、喜び、特権を十分に確信しました。

ホームスクーリングが最適な教育法⁉︎

学校がきらいで、お母さんともっと時間を過ごしたかった私は、ホームスクーリングって最高の教育法じゃないか!と思ったのです。

私の子どもにとってベストな方法かはわかりません。

でもクリスチャンであるという観点から見ても、聖書に書いてある命令を文字通り受け取って従おうとすると、ホームスクーリングが最適な方法であるように思いました。

あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい
これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい
あなたが家で座っているとき道を歩くときも、寝るとき起きるときも、これを彼らに語りなさい。

申命記 6章5,6

ホームスクーリングで育てる自信があるわけじゃない

週5日も朝から夕方まで子どもを教育機関に送って、聖書の命じる「神を愛する」ことを教えることは時間的に相当ハードルが高い。

加えて聖書的な敬虔さを教えようと思ったら、子どもが学校で学んでくる多くのことを間違いであると訂正する必要もあります。

そう考えると、ホームスクーリングをしたい!という積極的な思いと同時に、学校に通わせるよりもむしろ楽なのではないか、という思いもよぎります。

私は家で子どもをみる自信がある!わけではありません。今のところ、私の中で、そして夫婦の中でのベストアンサーだなと思うのです。

あーちゃん
あーちゃん

ご興味ある方、ぜひ一緒に検討しましょう!

この記事を書いた人
あー

りょうの妻。
1992年生まれ。都内在住・広島出身。
美大 油画科中退 → 専門学校 ビジュアルデザイン科卒。グラフィックデザイナーとして社内受託案件 → リクルートG企業に常駐。現在は専業主婦!

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マムレ日記|クリスチャン夫婦のホームスクール日記
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