ホームスクーリング

シェアハウス×ホームスクールときどき学校?柔軟なホームスクーリングの形

シェアハウスでホームスクールするミライエ
りょう
りょう

こんな疑問をお持ちの方におすすめの記事!

  • 日本でホームスクールを行っている事例ってないの?
  • ホームスクールを行っている家族はどんな動機で行っているの?

ホームスクールと聞いても実際どのような形があるのかご存知でしょうか。

実はホームスクールと一言で言っても1つの決まった形があるわけではなく多種多様な形が存在します。

私たち夫婦はホームスクールで子育てをすることを考えていますが、ホームスクールに限らず従来の教育携帯にとらわれない教育の形について情報収集を行っています。

この記事ではその中でも特に印象的なMiraie(ミライエ)ついて共有します。

なんとシェアハウスを営みながらその中でホームスクールを行っています。

それにより様々な大人が子育てに関わってくれる形を生み出しており、ホームスクールと言っても家庭で親が教えるだけがすべてではない事がわかります。

この記事を読むことでホームスクールの柔軟な形について知り、あなたの子ども/家庭に適したホームスクールの形を発見すりきっかけとなるでしょう。

佐別当さんの一家はシェアハウス「Miraie(ミライエ)」を経営しつつ、娘さんをホームスクールで育てています

PROFILE:佐別当隆志さん

株式会社mazel代表取締役、一般社団法人シェアリングエコノミー協会事務局長、株式会社ガイアックス ブランド推進室2000年株式会社ガイアックス入社。

2015年秋よりシェアリングエコノミーに特化したWebメディア「Share!Share!Share!」を編集長としてリリース。

2016年1月一般社団法人シェアリングエコノミー協会を設立し、事務局長に就任。

2017年3月内閣官房シェアリングエコノミー伝道師に任命される。

シェア時代の家族とゲストの一軒家「Miraie」を運営し、AirbnbのホストとしてNew York Timesや日本経済新聞など国内外のメディア掲載多数。

同年5月Miraieを事業化すべく株式会社mazelを設立。

https://www.businessinsider.jp/post-174616

スポンサーリンク

シェアハウス×ホームスクールは多様な人間関係を生み出す

者ハウスとホームスクールという組み合わせ

よくホームスクールのネガティブな側面として、関係性を持つ人が家庭内で限定されてしまうことが挙げられます。

しかしMiraieではシェアハウスを営みながらホームスクールをすることで、うまく関係性を多様化しています。

具体的にはシェアメイトや海外から滞在される方などを集めてシェアハウスのリビングでワークショップを行うことで、子どもが家族以外の人間と多様に関わることを実現しています。

特にシェアハウスではこのリビングにこだわっていて「一人暮らしではできない体験ができる空間つくり」を意識しています。

そのため自由にレイアウトを変更できるようにしており、机がなくキャスター付きの椅子だけで公正されています。

りょう
りょう

ホームスクールだからといって関係性が限定されるというのは事実である一方、このように工夫次第で学校以上に多様な関係性を持つことができるのですね!

シェアハウスMiraieで育てられた佐別当家の娘・絵里さん

このような環境で育つ佐別当家の娘さんはどのようなお子さんなのでしょうか。

はっきり言って非常にタレント豊かな7歳です!笑

まずは2018年の世界子どもサミットで英語でプレゼンされてますのでご覧ください。

百聞は一見にしかず。

絵里さんは若干7歳にして日本語と英語を使いプレゼンテーションを行っています。

この豊かなタレントは佐別当家がシェアハウスという環境の中でホームスクールを行っているゆえに育ったに違いありません。

なぜなら絵里さんはシェアハウスに訪れる旅人との交流を通して絵画や音楽などを学んでいるからです。

さらに外国籍の方もたくさん来るため、その方たちと話すために英語も中国語も自分で学び習得したとか。

このように各分野の専門家や実際に外国語を使う方たちを通して様々な事を学びます。

またスキルや知識だけでなく第一線で活躍しているプロフェッショナルから情熱や心を学ぶことにもなります。

そのため自然とその分野に興味を持ち、必要な知識を自ら学習していく事ができているのです。

りょう
りょう

自分が興味のある分野で目的達成のために学習していく様子はまるでプロジェクトベースドラーニングみたいですね!

ホームスクールをしつつ学校に通うという選択

ホームスクールをしつつ学校に通うという選択

佐別当家の絵里さんはホームスクールで育っていますが実は週に1回学校へ投稿して授業を受けています

なぜなら絵里さん本人が望んだので、当人の希望通り行きたいだけ学校に行かせています。

なんと佐別当家では学校 or ホームスクールのいずれかを選ぶという2元論的選択ではなく、ホームスクールをしつつも学校に行くという柔軟な選択をしています。

これにより例えば体育といった大人数で行う学習など、ホームスクールにはない学校ならではの強みも活用して子育てすることができています。

りょう
りょう

とはいえそう簡単ではなく、ご両親が粘り強く学校と対話を重ね交渉した結果だそうです。

このように子どもが学習しやすい環境を整えることこそ親の仕事だと思います。

シェアハウスホームスクールMiraieの印象的な言葉たち

シェアハウスMiraieで印象的だった言葉

佐別当家のシェアハウスホームスクールについて印象的だった言葉たちをご紹介します。

好きなことに取り組んでいるうちに、子どもは自然と学んでいく

娘の絵里さんが中国語を喋れるのはお母さまが台湾人で普段から中国語を話されるからだそうです。

しかし英語はシェアハウスにいろいろな国の人が来るので、そういう人と交流するうちに自然と身につけました。

つまり将来に向けたスキル習得ではなく、まさに今目の前で必要なスキルを学習し習得していったのです。

佐別当さんは子どもは何かきっかけさえ与えてあげれば、放っておいてもどんどんのめりこんでいくことに気がつかれたそうです。

りょう
りょう

これこそ目的のある学習であり、人生の糧となる本当の学びだと思ったのが印象的な言葉でした。

このスキルを身につけるべきなんて、僕らだって分からない時代

いまは変化のスピードが速いから、

「将来こんな未来が来るから、そのためにこのスキルを身につけるべき」

なんて、ぼくらだって分からない時代じゃないですか。

自分がやりたいことがちゃんと見つかって、いろんな人と支え合いながら、人間性を持って生活できていれば、それでいいのかなと思っています。

https://www.businessinsider.jp/post-174616

私たちは教育というとついつい「プログラミングスキルを身につけねば、グローバルだから英語を話せねば」とスキルに目が留まってしまいがちです。

しかしこれからの時代は、具体的なスキルを身に着けることに固執するのではなく、どのような時代でも生きていくことができる目に見えない人間性を磨く事が重要なのではないかと考えさせられます。

以前調べた映画Most likely to succeedでも同様に、昨今のスキル教育が変化の早い時代において限界である点が論じられているのは興味深いですね。

りょう
りょう

どのような環境になっても生き抜いていける力を育む教育を目指していおられるのが印象的でした。

通うか辞めるかの二択ではなくて、その間にだっていろいろな選択肢がある

働き方、住まい方がこれだけ自由になってきている中、教育のあり方だってもっと柔軟性があっていいのではないかと思うんです。

通うか辞めるかの二択ではなくて、その間にだっていろいろな選択肢があるのではないか、と。

https://www.businessinsider.jp/post-174616

働き方や住まいが柔軟になっているように、教育のあり方ももっと柔軟であってもよいのではないでしょうか。

小学校に月〜金曜日まで通い、朝9〜15時までみんなで同じことを同じペースで学ぶ。

これが現代の教育の常識ですが、インターネットが発達した時代においてもっと柔軟な教育は実現できないのでしょうか。

例えば働き方改革やシェアハウス×ホームスクールなどは十数年前の日本では考えられませんでした。

「24時間働けますか」というCMが流れていた当時、近い将来働き方改革が起こるなんて伝えたら笑われてしまいます。

しかし社会情勢の変化やテクノロジーの発展によって今まさに働き方の変革が現実となっています。

このように教育も一つの形にこだわるのではなく、柔軟に新しい形を取る事ができる時代になっています。

りょう
りょう

私たちは教育の在り方が今まさに変わろうとしている時代に生きていると言えるでしょう!

ぼくだって元々は、学校に行くのが当たり前と思っていた一人です。

ぼく(佐別当さん)だって元々は、学校に行くのが当たり前と思っていた一人です。

でも、学校に行かない選択もあるのではと一度考えた瞬間に、海外では2、3割がホームスクーリングだということとか、合法化されているところなんていっぱいあるってことが見えてきたんです。

https://www.businessinsider.jp/post-174616

佐別当さんは多くの日本人がそうであるように学校で育ち、学校に行くのが当たり前だと思っていたそうです。

しかし今はこれほど自由で新しい形のホームスクールを実現しておられます。

そのきっかけは学校にいかないという選択肢について一度考えてみて、ホームスクーリングについて情報を集めるようになったからです。

その中で具体的に自分の常識にとらわれない新しい情報を得ていき、周囲の協力をもらいながら自分たちにあったホームスクールの形を実現してきました。

りょう
りょう

学校一択でもホームスクール一択でもなく、その子や状況に合わせて柔軟に選択していけばいいのだと改めてホームスクールの柔軟性を教えられました。

ホームスクール×シェアハウス・ときどき学校という柔軟で新しい形

  • シェアハウス×ホームスクールという多様な形がある
  • 学ぶきっかけを与え、学ぶ環境を整えることが親の役割
  • 時代の当たり前にこだわるのでなく、個人に合わせた柔軟な選択を取る

ホームスクールとシェアハウスMiraieを混ぜ合わせただけでも十分ユニークな形なのに、さらに学校にも通うという柔軟性も持った佐別当家のご紹介でした。

なんとなくホームスクールというと関係性が家庭内に限定されたり、学校で行う事を家で行う物だと思い込んでいました。

しかしこのMiraieのように工夫や努力をされることで、ホームスクールならではの新しい形も生み出すことができるのですね!

あなたもあなたのお子さんにピッタリの教育の形を目指していきませんか?

God bless you!

日本は教育後進国であるとすら言われます。現代の教育システムのルーツは中世にさかのぼり、テクノロジーが発展した現代でも継続して適用するには様々な問題を抱えていると考えています。

日本でも教育改革が進んでいます。ドワンゴと角川が共同設立したN高等学校。ホリエモンこと堀江貴文さんが立ち上げたゼロ高等学院。公立中学校でありながらテストを廃止した千代田区立麹町中学校など。変化は始まっていますね。

この記事を書いた人
りょう

某都立大学院で化学専攻。大手企業で5年間最先端研究開発に携わった後、日立系IT企業で営業として活動中。

愛妻と娘の3人暮らしでホームスクール中。
将来は子ども食堂の運営、クリスチャンスクール、異世代間シェアハウスの設立を目指しています。

りょうをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
マムレ日記|クリスチャン夫婦のホームスクール日記
タイトルとURLをコピーしました