こんな疑問をお持ちの方におすすめの記事!
『文字だらけの聖書の内容をどうやって子どもに伝えたらよいのだろう…。』と悩んでいませんか?
聖書は基本的にユダヤ人に向けて書かれているため、日本とは文化も時代もなにもかも違います。
そのため我々日本人には一読しただけでは、正直なところ理解しづらい。
そして自分が理解できたとしても、文字だらけで子どもは読むのも一苦労。(というか読めない。)
クリスチャンの親なら一度は誰もが感じる苦労ではないでしょうか。
実は子どもでも聖書のストーリーや価値観を楽しみながら学ぶことができるすばらしい教材があります。
それはマンガです。
マンガならまだ幼くて文字がスラスラ読めなくても、また多少よくわからない単語が出てきたとしても、ビジュアルで雰囲気だけでも伝えてくれます。
赤ちゃんなら絵本、幼児ならマンガ。
でも一口にマンガと言ってもどれを選んだらよいかわからないですね。
そこでこの記事では、子育て真っ最中のクリスチャンがおすすめする、聖書の価値観やストーリーを学べるおすすめマンガを紹介しています。
最後までお読みいただければ、子どもが聖書の話に没頭できる最高の教材を手に入れることができます。
マンガ『ジェネシス』
マンガ『ジェネシス』は創世記の天地創造からアブラハムの生涯までが描かれたマンガです。
特にアダムからアブラハムまでの聖書ストーリーを細かくじっくり読むことができ、子どもでも聖書全体を貫く世界観がわかるようになります。
また聖書のマンガは古い時代に書かれたものが多く、昔ながらのタッチが苦手という人もいるでしょう。(実は私もその1人です…。)
そのような方でもマンガ『ジェネシス』は安心。
近代的なタッチですので、快適にお読みいただけます。
一方で聖書全体のストーリーは取り扱っていません。
アブラハム以降のストーリーをマンガで読むには、次に紹介する『みんなの聖書』シリーズがオススメです。
私は絵のタッチを気にしてしまうので、マンガの中でも特にジェネシスは読みやすかったと思います。同じような方にはおすすめ。
マンガ『みんなの聖書』
マンガ『みんなの聖書』シリーズは創世記から黙示録まで聖書全体のストーリーを描いています。
なんと旧約・新約を合わせて全6巻の超大作!
旧約聖書ではモーセやダビデ、新約聖書ではイエスさまやパウロ。
いわゆる聖書の主要人物やメインストーリーをすべて網羅しています。
子どもだけでなく信仰を持って間もない大人にもおすすめです。
聖書全体のストーリーがビジュアルで理解できます。
私の教会でも子どもたちがよく読んでおり、聖書の物語をかなり覚え込んでいましたね。
旧約聖書シリーズ
個人的には旧約聖書シリーズの王政時代・預言者の時代を取り扱う3巻目を重宝しています。
どの預言者が、どの時代にどの王様と民へ預言したのか。
それは一朝一夕では理解できません。
列王記や預言書を丁寧に調べながら読まないとわかりづらいのです。
そのため信仰を持ってすぐの私は、24歳と大人でしたがとにかく列王記や預言書が辛かった…。
ましてや未就学の子どもが理解するのは無理でしょう…。
しかしそんな私の理解を整理してくれたのがこの『みんなの聖書』シリーズです。
マンガを1回読んだだけでも、聖書を読んだときになんとなく場面が思い浮かぶようになり、列王記や預言書が読みやすくなりました。
子どもも日曜学校で語られるメッセージの内容理解が格段に深まります。
もし同じ悩みを持っていたら3巻目だけでも手に取ることをオススメします。
新約聖書シリーズ
新約聖書シリーズの見どころはやはりイエス・キリストのストーリーです。
イエス・キリストの生涯という聖書の中心に幼くして触れるためには、新約聖書シリーズの1巻だけは外すことはできません。
「イエス・キリストってどんな方?」を知るには1巻がオススメです。
さらに2巻、3巻ではその後の使徒の働きについてよく描かれています。
特にパウロの第一次~第三次伝道旅行をひとつの流れとして捉えることができるようになります。
「イエスさまを信じた人はどんな風に人生を歩んだんの?」を知りたいなら、2巻3巻が大いに役立つでしょう。
聖書全体の世界観を捉えるのに、これ以上優れたマンガは他に見当たりません。すべてのクリスチャンホームが手にとってもらいたいシリーズです。
マンガ『神なんていないと言う前に』
マンガ『神なんていないと言う前に』は、小学校高学年以上で役立つでしょう。
このマンガは聖書のストーリーではなく、聖書の考え方や神さまがいると判断する根拠をわかりやすく描いています。
小学校高学年になると、これまで信じていた聖書や信仰に疑問が生まれ始めます。
この疑問が子どもの中に出てくるのは、成長の過程でごく自然なことです。
これまで親を通して神さまに向き合っていた子どもが、自立し自分で神さまに向き合い始めた証拠。
しかしそこで何の助けもないならば、疑問が解消されないまま。
最後には「神さまなんていないんだ!」と聖書に向き合うことをやめるかもしれません。
そんな小学校高学年の疑問を解決してくれる1冊。
教会に置いておけば読むかもしれませんし、誕生日かなにかのタイミングで直接プレゼントしてもいいでしょう。
その時は真剣に読まなくても、本気で悩んだ時に手に取りたくなるマンガです。
マンガ『神を信じるってどういうこと?』
マンガ『神を信じるってどういうこと?』は、小学校高学年以上にピッタリの1冊。
このマンガは信仰を持つとはどういうことかわかるマンガです。
特にクリスチャンホームの子どもにオススメ。
なぜなら幼いときから聖書の話を聞いているからです。
そうすると神様の存在もイエス様の十字架や復活も疑ったことがない。
しかし成長して「あなたは神さまを信じ従っていく決心ができてますか?」聞かれると、
「あれ?たしかに自分は日曜学校で教えられたことは全部理解している。けれど、これって信じていることになるのかな?」と疑問を持つのです。
わたしは1世クリスチャンですので、正直この疑問をなぜ抱くのか感覚的にはわかりません。
私のような1世クリスチャンの場合はこれまで聖書の話を聞いたことがないため、考えを改めた瞬間や、信じた瞬間が感覚的にわかりやすいからです。
でも生まれてからずっと聖書の話を聞いてきた2世クリスチャンの場合、「いつ信じたかはわからない。だいたい◯〜◯歳くらいだと思う。」というのもよく聞く話。
「全部知っているけど、信じるってどういうことだろう?」
「今の私って信仰を持ってるのかな?」
そんな疑問を持つようになった人にオススメのマンガです。
マンガで楽しく聖書を学ぼう
もちろん聖書を直接読むことはとても大切です。
しかし幼い子どもにはやはりハードルが高い。
その点でマンガは、子どもでも聖書のストーリーや価値観を楽しみながら学ぶことができるすばらしい教材です。
たかがマンガ、されどマンガ。
子どものうちから正しい聖書観を身に着ける。
成長の過程で抱く疑問を解消する。
これらは子どもを任せられた親の重要なミッションです。
あなたの子どもが喜んで読める1冊だと確信していますので、ぜひ1冊お取りください。
心よりオススメします!
God bless you!
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