こんな疑問をお持ちの方におすすめの記事!
交際や結婚においてパートナーとのすれ違いに悩んでいませんか?
結婚生活においてパートナーのラブランゲージ(Love Language・愛の言語)を学ぶ事は、健全な夫婦関係を築くために重要な事です。
そもそも男性は尊敬を求め、女性は愛を求めるという違いがあります。
なんとそれに加えて愛と尊敬の伝わり方には、実は大きく分けて5通りの愛の言語があるのです。
しかも人それぞれでどの愛の言語を持っているかが異なるのです。
夫はどうして愛してくれないんだろう…。
どうして夫を尊敬していることが伝わらないのかな。
妻はいつも僕のことを尊敬してくれない…。
僕は彼女をこんなに愛してるのに。
こんなすれ違いが起きている時、それは自分や相手が求める愛の言語で愛を伝える事ができていないからかもしれません。
今回は愛と尊敬を伝えるためには絶対に知っておきたい、ラブランゲージについて学べる本をご紹介いたします。
この記事を読めば、相手がどのような方法で愛・尊敬を感じるのかがはっきりとわかるようになり、夫婦間のすれ違いを大きく減らす事ができるでしょう。
すでに夫婦の方はもちろん、これから夫婦になられる方にも心からオススメしてます!
『愛を伝える5つの方法』の概要
人は様々な方法で愛を感じる事ができるが、人によってより強く愛を感じる方法が異なると本書は語ります。
大きく分けて愛を伝える5つの方法があり、それらは言語になぞらえてラブランゲージと呼ばれるそう。
ラブランゲージは以下の5つ。
- 肯定的な言葉
- クオリティタイム
- 贈り物
- サービス行為
- 身体的なタッチ
人は自分の言語で相手に愛を示すが、相手の言語で愛を示すことで愛を正しく伝える事ができる。
ラブタンクを満たすのはラブランゲージ
人は誰しも愛を注がれた時に満たされるラブタンクを持っています。
子どもや青少年を専門に治療している心理学者ロス・キャンベル博士は言います。
子ども1人1人の内側に、愛で満たされるのを待っている「感情タンク」がある。
子どもが愛を感じる時、その子は正常に成長に成長するが、愛のタンク(Love tank)が空だと、その子の振る舞いには問題が出てくる。
子供の問題行動や非行のほとんどは、この空のラブタンクからくる飢え乾きに動機づけられている。
これは子どもだけに限らず大人も同じです。
多くの結婚生活ですれ違いが起こるのはこのラブタンクが満たされていないからです。
このラブタンクが満たされないで結婚生活を歩もうとするならば、愛する相手は愛に飢え、愛を求め、それでも愛が満たされないと嘆くことになります。
こちらも一生懸命自分なりに愛しているのに、その愛は伝わらない。
どうして自分の愛が伝わらないのかと苦々しい思いをし、それ以上愛を注ぐことをやめる。
愛を伝えることに疲れてしまって、愛を伝えることを諦めることになってしまいます。
互いの愛の言語を見極める
大切なのは相手の愛の言語を見極めることです。
たとえば英語圏の方に日本語で話しかけても話はできないですよね。
これは日本語も英語も全く異なる構造で構成されているからです。
英語をしゃべる人とコミュニケーションを取るには、思いを伝えるには、英語を学ぶ必要があります。
実は愛の伝え方には言語と同じような側面があります。
相手にわからない言語で一生懸命話しかけても何も伝わりません。
そしてさらにすれ違いを多くしているのは、それぞれが違うラブランゲージを持つ場合、その言語の重要性がわからないということです。
わかりやすい例でいうとこんな感じ。
もっと私を愛してよ。
愛してるって教えてほしいの!
(毎日愛してるって”言葉”で言ってほしい!)
こんなに愛してるじゃないか。
今日だって君のために色々な事をした。
(家事だって”手伝ってる”し、”プレゼント”も惜しまず送ってる。週末”一緒にでかけたり”もしてるじゃないか。)
どうして僕が愛してるってことを疑うんだ?
この2人はすれ違っています。
奥さんは言葉を求めているのに、男性はサービスやプレゼントで応答している。
それではどうしたらいいのでしょうか。
言語と同じです。
相手に伝わる愛の言語を学び、相手に伝わる言語で愛を伝えればいいのです。
1.肯定的な言葉
柔らかな答えは憤りを鎮める。しかし激しい言葉はいかりを引き起こす。
旧約聖書箴言15章1節
愛情を表現する1つ目の方法は好意的な言葉を通して愛が伝わる人がいます。
このタイプの人は相手から肯定的な言葉をかけられることで愛情を感じます。
「君ならできるよ。がんばって。僕も応援して協力するから。」
「大丈夫だよ。気にしないで。」
など、優しく穏やかに声をかけましょう。
こういった相手を肯定する言葉を本人に直接伝えたり、本人の目の前で周囲の人に伝えてみてください。
あーちゃんがこのタイプなので私はできるだけ言葉で表現するようにしています。
愛していること、感謝していること、料理が美味しくて幸せなことなどなど。
いつもありがとね!
とっても嬉しいです。
2.クオリティタイム:充実した時間
2つ目のタイプはクオリティータイム。
つまり充実した時間を持つことで愛情を感じるタイプです。
このタイプの相手に愛情を伝えるためには「相手が一緒にしたいと望んでいることを一緒にしてあげること」が必要です。
「私の好きなことを一緒にやってくれる。いやいやではなく積極的にやってくれる」と感じることが、愛を最も強く感じる方法になります。
登山しよう!
スキーも一緒に行きたいな。
週末ボルタリンググいかない?
夏はキャンプしたいね!
と色々と要望が出てくると思うので「一緒にしたい」というキーワードを逃さないようにしましょう!
3.贈り物
3つ目のタイプは贈り物を通して愛情を感じるタイプです。
プレゼントはお金がかかったものでなくても構いません。
ふと道端で立ち止まり、野の花をつんで妻に贈るだけでも良いのです。
ある男性は自分のパートナーが贈り物の言語だと気づいてから、贈り物を毎日あげることを1週間試してみたそうです。
旦那さんはこの1週間で奥さんの反応が驚くほど変化したということです。
そしてこの後も小さなものでも週に1度プレゼントを続けたと言います。
もしあなたのパートナーが贈り物という愛の言語であるのなら。
今日、なにか相手が喜びそうなモノを1つプレゼントしてみてください。
4.サービス行為
4つ目のタイプはサービス行為を通して愛情を感じるタイプです。
料理、選択、皿洗い、掃除機など積極的な態度でサービスをするならば、それは力強い愛の表現になるのです。
ただし重要なのは「相手がしてほしい行為」をするということです。
著者のチャップマンさんは実家にいた時に母親から掃除機かけをお願いされ続け、結婚したら絶対に掃除機はかけない!と誓ったそうですが、なんと奥さんの愛の言語がサービス行為!
チャップマンさんはどうしたと思いますか?
もちろん、定期的に掃除機をかけることをしたそうです。
それは部屋をきれいにするためではありません。愛する奥さんに愛を示すためです。
小さなことであれば1日1つ、難しければ週に1つだけでもいいと思います!
あなたがサービスするその姿を見て、パートナーはこの上ない愛を感じるのです。
5.スキンシップ、身体的なタッチ
5つ目のタイプはスキンシップ、身体的なタッチ通して愛情を感じるタイプです。
一般的にも夫婦が手をつなぐ、キスする、抱擁するなどは愛情を表現する行為として容易にイメージがつきますね。
これはなにもセクシャルなスキンシップである必要は全くありません!
たとえば食事をしている時にそっと相手の手に触れてみましょう。
公の場で手をつないでもいいかもしれません。
妻が買い物から帰ってきたら玄関で迎えて抱きしめてあげるのもよいでしょう。
もしパートナーの愛の言語がスキンシップであるのなら、日常の中で小さなスキンシップをとってみてください。
愛するとは選択である
今回は愛を伝える5つの方法、ラブランゲージについて考えてみました。
愛する事は感情によってではなく、選択によって実現します。
心理学者ドロシー・テノフ博士は多数の恋愛カップルについて調査研究した結果、恋愛から来る執着心の平均寿命は2年であるという結論を出したそうです。
つまり科学的には恋愛とは刹那的な感情の高ぶりであることを示しており、意思の行為でも意識的な選択でもないのです。
しかし愛とは、
僕は君と結婚している。
だから僕は、君にとって大切なことに心を配る。
僕はそうすることを選ぶ。
という態度です。
ぜひあなたの感情の赴くままに行動することを一度やめて、結婚式に誓った誓約を思い出し、愛するパートナーに対して「愛を示す選択」をしていただけたらと心から願っています。
ラブランゲージを学んで愛を伝えよう
自分のラブランゲージを見つけるのって案外難しいので、あなたがパートナーに愛を示そうとする時どのような手段を選ぶかもよく観察してみてください。
プレゼントをあげようとしますか?家事や育児を手伝おうとしますか?
あなたが相手にしてあげたい行為は無意識に自分がしてほしい行為を選択しています。
本書にはラブランゲージの見つけ方としていくつかの質問が用意されており、その質問に答えていくことであなたとパートナーのラブランゲージを見つけ出す助けにもなります。
ぜひ手にとってお互いのラブランゲージを発見し、たっぷりと愛を伝えていきましょう。
God bless you!
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