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「年休を行使してGW級の長期休暇を実現してみたい!」 って思ったことありませんか?
でもなかなか実現できませんよね。
今回は毎年GW級の長期休暇を年休行使により取得している私が、
日本人がなかなか行使しない「年休により長期連休の実現」を達成する方法についてお分かちします。
海外では長期休暇が文化として根付いている

日本で働いていると驚くことはほとんどの人が会社に用意された長期連休しか長期に休暇をとらないとことです。
3連休が当たり前です。
私の会社では年休行使の目標が設定されていますが
「毎月1日以上取得」という分散された取得が前提の目標設定になります。
これは「まとまった年休を行使する」という概念がない目標設定と言わざる終えません。
年休を全く行使しない様な、管理職や企業を困らせる人に対しての目標設定としてはいいかもしれませんが。

目標の年休をきちんと取得している人に対して、どうして好きに取らせてくれないんだ…
と思ってしまいます。
海外ではよくバカンス休暇やサバティカルなどの長期のoffシーズンがあることは有名です。
今回改めて調べてみましたが、でもフランスがすごい。
なんとバカンス休暇が法律で定められています笑
フランスでは、全ての労働者がバカンス休暇を取れるよう法律で定められています。さかのぼること80年前、2週間の有給休暇を労働者に与える『バカンス法』がブルーム内閣によって制定されたことがきっかけ。その後、1980年代にはすべての労働者に25日間の有給休暇を与える制度へと変化していきました。この法律を守らない企業には、罰則が科せられることになっています。
https://woman-type.jp/wt/feature/4566
日本では年休行使が5日以上と法律で決まったばかりです。
フランスと比較してその内容ははるかに乏しく、80年近く後れを取っている状況です。
実際はフランス政府が観光収益をアップさせたくて国民の消費を促す目的があったのだとか。
これによりフランス人全体に文化としてバカンス休暇が根付いていきます。
それはフランス人の仕事への価値観にも影響しています。
「フランス人には“ライフ偏重型”の人が多く、仕事が最優先されることはあまりありません。『人生の一部として仕事があり、仕事=人生ではない』と考える人がほとんど。そうした価値観を多くの人が共有しているため、『休暇を取って仕事以外のことを楽しみ、自分に刺激を与える時間を持つことは、人としての当然の権利』だとされています。また、職場以外で形成できるスキルや、人脈作りもフランス人にとっては非常に重要なこと。ですから、バカンス休暇のような時間がフランス人には無くてはならないものなのです」
https://woman-type.jp/wt/feature/4566
フランス人は全員こう考える!という主張はいき過ぎだと思います。
しかしフランス人から見ると日本人は「人として当然の権利」をはく奪された働き方をしているのですね…笑
そもそも日本人の中で「仕事以外のことを楽しみ、自分に刺激を与える時間を持つ」と考えている人はどれだけいるんでしょうね。
とにかく、フランスでは文化的に長期休暇を取得する事が根付いているのはいいですね。
取得する人はうしろめたさを覚える必要はなく、また周囲はねたむ必要もない。
一例ですが長期連休が文化として根付いている事例でした。
私はホームスクールでは父親が仕事で休めないことはある程度の制約になると考えています。
というより長期休暇を取れることはホームスクールの充実度を上げる事ができるため重要なのではないかと。
長期休暇なんて非常識!という日本の常識に負けず、家族や友人との時間のためにしっかりと長期休暇の取得を目指しましょう!
年休を行使して長期連休を実現してみた

長期年休を行使してみましたが、結論としては「話題になるのは初年度だけ」です。
私は社会人2年目にして海外旅行へ行きまくりました。
月曜~金曜まで年休を行使して9日連休を作りアメリカに2週間旅行したりフィリピンやハワイでのんびりしたり。
木曜、金曜、月曜と年休を行使して5日連休を作り韓国でキャンプしたり。

信じられないかもしれませんが…
4ヵ月間毎月5泊以上の海外旅行に行っていました!
最初はいろいろ言われましたが、これを一度達成するとそれ以降のハードルが一気に下がります。
毎年9連休取得しても「本名くんはそういう休みの取り方をする人」という共通認識が得られるのです。
周りに迷惑かけちゃうとかどんなふうに思われるか心配という方もいるでしょう。
でも実現した実感としては「話題になるのは初年度だけ」という感じです。
実際同期には事前に「月曜~金曜の年休行使を俺はやるぞ」と話しており、
最初は「おもしろそうだな(笑)いけいけ!」とか「おぉ!ついに!」と騒ぎ立ててくれました。
しかしその翌年からは「へー、今度はどこに行ったの?」くらいの特に驚きもない様子でした。

文化として根付いてくれましたね( ・v・)
まぁ取ってしまえばそんなもんです。
普通に仕事も回っていくし、休んだ分は休み明けの週で十分リカバリーできます。
というか1人が1週間休んだくらいでリカバリーできない体制が既に問題だと思います。
急に事故などで倒れて1ヵ月休みになったらどうするつもりで体制を組んでいるのか私は知りたい。
むしろそんな体制に身を置いていることに不安を覚えます。
ということでとりたい人は周りの目をあまり気にせず年休を行使して長期連休を実現してしまいましょう。
やってしまえば後は特に話題になることはありません。
3連休も9連休も変わらなくなります。
年休行使による長期連休の仕込み方
とはいえ話題にならなかったり業務的に問題なかったりしても
やはり事前の仕込みは大事です。
私が何度かとってみた実績をもとに長期連休の仕込み方をまとめました。
ポイント1:日ごろからまとまった年休を行使
いきなり大きく行動すると一般的な日本人はびっくりして過剰に反応してしまいます。
そのため当たり前かもしれませんが日々の年休行使の姿勢が大事です。
例えば(木)(金)休みや(月)(火)休みなどを取得し、日ごろから土日込みの4連休を取得しておきます。
あるときは(水)も付け加えて5連休を取得する。
ここが取得する上でぐっとハードルがあがるのでこらえ時です。

なぜか5連休となると反応しだす人が出てきます。
平日3日休むと気になるようです。
おそらく「1日の年休行使に贅沢してもう1日追加した4連休」という発想はあっても、
そこからさらに「もう1日追加した超豪華5連休」という発想は浮かばないのでしょう。
考えの外にある事象が発生すると反応してしまうのも無理はありません。
それでも私たちは私たちの計画を遂行するのみです。
せめて日ごろから(木)(金)休み、(月)(火)休みくらいは仕込んでおき、
(水)も含めた6連休を年に2,3回入れておきましょう。
ポイント2:事前に何度も予告しておく
ここでは一案として私や長期連休を取得しまくっている友人の経験をもとに、
こんな風に仕込んでみてはどうかという実現案を提案いたします!
6か月前
まだまだ具体的に決まっていない段階から冗談交じりで仕込んでおきます。
6か月前から上司や先輩など周囲に軽い感じで伝えておきます。

来年の1月にイスラエルに1週間くらい旅行へ行こうと友達と計画しているんですよね~
的な軽い感じで仕込んでおきます。
周囲も「おぉマジで!?いいね!」みたいな反応もあれば
「いやー、それは正直困るなぁ」みたいな反応があります。
それを真剣に受け止めなくて構いません。
周囲も大して真剣に返答してませんから。
なんか言ってんなーぐらいに認知して頂ければいいくらいで、気楽に仕込んでください。
3か月前
ここらへんが分岐点と言えます。
3か月前くらいから上司に本気で伝えていきます。

あれ、ずっと言ってましたよね。
私は行こうと思ってずっと計画していました。
と冷静な態度で上司に相談しましょう。
「時期はずらせないのか」とか「仕事はどうするのか」とか言われますが今の現状の事実を答えていけばいいです。

今年のこのイベントにどうしても参加したい。
仕事は事前に処理したり事後に伸ばせる物は休み明けすぐに処理します。
などなど。
特に嘘つかなくていいですし、妥協する必要もありません。
実際伝えてもこの3か月前ってあまり現実味がないので、具体的に大丈夫だとか無理だとか言えないです。
もっと言えば3か月前から調整したいと言って調整できない業務に問題があるので
大変だ大変だと騒ぐ人がいてもあまり気にしなくて大丈夫です。
この時点で断られるということは実際的な問題ではなく、承認者の気持ちの問題です。
断られたら「具体的にどういった点で難しいのですか。」「どのように対応すれば取得が可能ですか。」など冷静に質問していきましょう。
普通の上司であれば一緒に考えてくれるでしょう。
断られたら社会人として論理的に根拠を持って説明してくれるようにお願いしましょう。
難しければ上司の上司に相談してもよいと思います。
とにかく、具体的な日程を上司へ提案して本気で行きたいと伝えましょう。
この段階でOKもらえるのであれば、航空券やホテルなど予約してしまって問題ありません。
1か月前
この1ヵ月前あたりには周囲もやるんだなという認識でいます。
ここまで行けばもう実現に向けたレールの上を走っています。
周囲に言いながら業務を調整してもらうように依頼していきます。
年休を行使する日に打ち合わせなどが入っても出席できませんと回答していきましょう。
融通をきかせる必要はありません。
1週間前
まるで来週もいるかのように誠実に業務しましょう。
前に所属していた会社では、長期休暇前日はだいたい職場がダレてきます。
ですがそんな雰囲気は微塵も出してはいけません。
また長期休暇の週にMTGや予定が入りそうになったら申し訳なさそうにしないようにしましょう。
笑顔で

来週は年休で不在なので休み明けに対応してもよろしいでしょうか!(・ิω・ิ )キリッ!
と対応しましょう。
年休行使により長期休暇を取ることは一切悪いことではないですが、ネガティブな印象を抱かれやすいです。
今年だけでなく来年度以降も取っていくのです。
「去年はちゃんとやってたし、今年もいいかな」と思われることを目指しましょう。
最終日
満を持して休みましょう!
一切気おくれしなくていいです。
申し訳ないとかも思わなくていいです。
まるでいつもの土日休みを迎えるような平静さを保ちましょう。
休みで大事なのは仕事を忘れられる環境をしっかり作る事です。
PCはもちろん社用携帯が渡されている場合は電源を切って会社に置いていきましょう。
これも周知しておくといいです。
まれに「会社の携帯あるし最悪休み中でも電話で確認すればいいよね!」なんて声かけてくる人もいるかも知れません。
言わせておけばいいのです。特に気にしなくていいです。
それはその方の休みのスタンスであって、我々は特に関係ありませんから。
これだけ労力をかけた(かけなければいけない)長期休暇を満喫しないのはもったいない!
年休を行使することを頑張ったのだから、休む時も休めるように頑張りましょう。
ぜひ最終日だからこそ笑顔で

お疲れ様でした!
いってまいります!
と定時退勤しましょう!
ポイント3:全力で楽しむ




こんな感じの写真探したけどなかったです!笑
人と合うのが好きなので、集合写真みたいのが多かったです!
とにかく楽しみましょう!
ポイント4:長期休暇明けからエンジン全開
さておかえりなさい。
よくリフレッシュしたら出社初日からエンジン全開で仕事しましょう。
長期休暇前と同様の考え方です。
私の会社でもだいたい職場では長期休暇後は通常徐々にギアが入っていきます(そもそもそれがおかしいと私は思いますが)。
ただそのゆったりペースでいいよねとなってるのは、だいたいみんなが同じギアの入れ方だからです。
しかし今回は事情が違いますね。
長期休暇を取得したのは自分だけです。
周囲はこの1週間を全開のギアで仕事しています。
自分で年休を行使して長期休暇を取った人が休み明けに徐々にギアをあげようものなら、おそらくは目の敵にされてしまう。

ここが踏ん張りどころです!!
ただ周囲に「ご迷惑をおかけしました」と頭を下げたり、お土産を渡したりする必要はありません。
お土産とかはあげるのが好きならあげればいいです。
きちんと調整して仕事してから長期休暇に入ったんですから謝る必要はありません。
土日休み明けに「土日休んですみませんでした…」なんて言ってる人見たことないですよね?
誰もが取れる休みを取っただけで、取らない人に申し訳ないと思わなくていいのです。
むしろ年休行使しないことを選んでる人に失礼です。
その人は自分で選んで年休を行使しないのですから、人によっては価値観を批判されてるとすら思うでしょう。
だから謝ってはいけません。
むしろ「めちゃくちゃ良かったです!最高でした!今日からリフレッシュして頑張ります!」くらい言ってほしいものです。
とにかく休み明けの初日から全力で仕事をすることは非常に重要です!
年休を行使するとさらに年休を行使しやすくなる

ここまで来られた方、おめでとうございます。
一番大変な始めの一歩を踏み出して乗り切りましたね。もう大丈夫です。
次年度以降はもっともっと楽になります。
一度一線を踏み越えていくと、周りの認識が変化して反対勢力が弱まります。
もちろん事前に告知したり調整したりする必要はありますが要望はすんなり通ります。
実際取ってみて特に不具合ない事がわかれば周りも寛容です。
私の友人は1年に10日連続年休を2回も行使してました。
10日連続で年休行使すると16連休ですね笑
彼も最初は私の長期休暇の取り方をみて「本名さん仕事辞めんの?笑」と
いじってくれてましたが、もはや私よりも毅然とした態度で年休行使してます。
それでもクビになってませんからね。
何だかんだ長期休暇取っても働いていられるもんです。
初めてとる際のおすすめは「業務の閑散期」や「祝日がある週」がオススメですかね。
「繁忙期」にやると割と風当たり強いです。
営業の友人は3月という年度末にイスラエルに行くために長期休暇取ったら、
上司とがっつり話すことになったそうです。
別にクビとか左遷とかされてませんけど、初回は出来るだけ印象を良くしたいです。
事情が許すなら繁忙期は避けましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
いたって普通のことしか言っていないと思います。
長期休暇はとりたいけれどなかなか取れないよねって方こそ、
ホームスクールなど強い目的があるのならぜひとも目指してみて欲しいです。
God bless you!
そもそも日本人は残業が当たり前という価値観を持って働いています。
まずその価値観を根本的に変えましょう。1日8時間も働いたら十分です。
長期休暇を取得を目指したいですが、毎週4連休を生み出す週3勤務も目指していきたいですね。
年間いくらをどのくらいの平均年利で投資するとセミリタイアが可能なのかシミュレーションしてみました。
正確な予測はできずとも、ざっくりとしたシミュレーションは重要ですね。
