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あなたは平日に家族との時間をどれだけ持てていますか?
家族は一緒に暮らしているにも関わらず、平日に家族と過ごせる時間は驚くほど少ないのではないでしょうか。
1日8時間会社へ仕える事は人生の1/3を捧げている事に等しいのです。
しかも現実には多くの人が残業してさらに長い時間働いているのではないでしょうか。
一家の柱であるあなたが平日に家族との時間をどれだけ持つかが、家族に大きな影響を及ぼします。
あなたが家族と過ごす時間を大切にするなら、夫婦関係も親子関係も大きな祝福を受けるでしょう。
今回は社会人になって毎日定時退勤している私が実践している、仕事において定時退勤×残業0を実践するまでの3つのステップでお伝えします。
ホームスクールを目指す方もそうでない方も、定時退勤したい!という思いを大切にしてぜひ定時退勤×残業0を実現しましょう!
日本経済では定時退勤×残業0が大きな論争を生む
日本経済において残業0で毎日定時退勤することは大きな論争を生みます。
なぜなら世代間のギャップや価値観に大きな違いがあるからです。
「日本×定時退勤」でGoogle検索した結果、膨大な数の記事や主張が存在します。
私も含めゆとり世代は定時退勤して仕事とプライベートの両方バランスを取りたいと考える世代です。
一方バブル世代は仕事と成長こそ人生で最も優先したいと考える世代。
この価値観の違いについてゆとり価値観こそ幸せだ、バブル価値観が活躍できるなどいろいろな議論があります。
しかし価値観の違いなのでどちらかが良いわけではありません。
人生の優先事項の問題です。
仕事によって何を得るのか。
定時退勤して何をするのか。
仕事も定時退勤も手段でしかないのです。
いずれにせよ自分の価値観を押し付けあったときに論争が生まれてしまいますね。
数字で見る定時退勤×残業0の重要性
定時退勤×残業0はあなたが大切な人と過ごす時間を確保するために重要な取り組みです。
なぜならあなたが完全に手が相手活動できる時間は限られているからです。
そもそも私たちはどのくらいの自由な時間があるのでしょうか。
睡眠7.5時間、仕事(移動時間込み)9時間として計算すると残り自由な時間は7.5時間です。
感覚的には自由に家族と過ごす時間は少ないと感じます。
しかし食事や家事の時間を含めると、家族で過ごす時間って思いのほかある事に気が付きます。
自分の時間は7.5時間あると考えると案外多いなと感じますね笑
毎日定時退勤をしている私の場合
しかし実際はどうでしょうか。
私の感覚だと1日の自由な時間はだいたい2、3時間程度です。
だいたい朝6時に起きて7時半に出社。18時半に帰宅して食事や身支度を済ませて20時、そこから22時までが自由時間となるのが私のイメージ。
食事や家事の時間も家族と過ごすことができる大切な時間です。
一方で完全に手が空いた自由な時間はだいたい3時間程度ではないでしょうか。
完全に手が空いた時間は3時間と仮定すると、目が覚めている活動時間に対して約19%です。
仮に2時間なら12%、1時間なら6%です。
ざっくりにはなりますが、私の場合は定時退勤して自由時間を全て家族に捧げたとしても、自由に家族と過ごせる時間は活動時間の20%です。
この中でさらに子どもや奥さん、また時に友人へと時間を振り分けていかねばなりません。
あなたは愛する奥さんや子ども、大切な友人たちとどれだけ自由な時間を過ごせているでしょうか。
子どもは学校の先生や学友と長い時間過ごしています。
9時~15時まで学校とすると1日6時間、活動時間のうち36%に該当します。
単純に時間だけ比較するならば、子どもが親と過ごす時間よりも学校や学友と過ごす時間の方が長くなる可能性があります。
大人であろうと子どもであろうと、人は誰しも一緒に過ごす人から大きな影響を受けます。
“たった1時間”の残業かもしれません。
でもその”たった1時間”が積み重なればそれは大きな変化になって自分たちに跳ね返ってくるでしょう。
家族で過ごす時間は質も量も大切
私は仕事をすることを軽んじているわけではありません。
しかし単純に時間の長さだけ考えれば、1日8時間も仕事に捧げているならば会社へ仕えることはもう十分なのではないかとも思います。
もちろん時間だけが重要だとは思いません。
やるべきことをやらなければいけないときもあるでしょう。
しかし愛する妻や子ども、大切な友人たちと過ごす時間は十分に持てているでしょうか。
世の中の多くの人と異なる価値観かもしれません。
しかし私は定時退勤にこだわることは大切な事であると考えています。
数字をどのようにとらえるかは人それぞれです。
大切なのは時間の長さではなく密度だと思う!
私もそう思います。
しかし質を軽んじることができないように、量も軽視してはいけないのではないでしょうか。
あなたは家族とどれくらい過ごしているでしょうか。
また何より、あなたの愛する家族はあなたの働く時間の長さについてどう感じているでしょうか。
勇気を持って聞いてみてください。
定時退勤×残業0を実現するためにはマインドセットが重要
冒頭に定時退勤について日本では様々な論争があることを紹介しました。
それは世代ごとの価値観や考え方の違いが要因です。
そこで定時退勤×残業0を実現するためには、自分自身の価値観や考え方をしっかりと変える必要があります。
なぜならマインドセットなくして変化は起こせないからです。
必要なマインドセット1:残業とは自分が望んでやるもの
あなたは残業を「したくて」残業していますか?
それとも「しなければならなくて」残業していますか?
まず残業は誰かに強いられてではなく、自分で選択するようにしましょう。
今は集中できているから集中が切れるまで業務を続けよう。
今日は調子がいいから明日の分まで進めてしまおう。
という感じですね!
残業することを自分で選び、タイミングもコントロールできれば、むしろ区切りがいいところまで集中できるので充実感も能率も高くなります。
仮に残業時間が多くなり家族との時間が少ないと感じたら、仕事のタイミングを見計らって別の日に早く帰りましょう。
私の周囲の人は早く帰りたいといいつつ「上司に頼まれたから仕方なく…」とか「残業しないと仕事が終わらない…」と言います。
しかし人や環境の責任にしてはいけません。
理由や背景はどうあれ上司の依頼に応えようとしているのは、紛れもなくあなたです。
その依頼に答えるために残業して仕事を終わらせようとするのはあなたの選択です。
残業をするのはあなたの選択であり、あなたの責任です。
間違いなくあなたの忠実さ、あなたの選択がマネジメントする上司を助けています。
あなたは仕事に対して責任をもって全うしようとしています。
それは素晴らしいことであり、あなたが選択した結果得られる事です。
ただその結果発生する残業を、自分以外に責任を負わせるのは危険な考え方です。
私はむしろ勝手に残業の責任を負わせられた周囲の人たち(特に仕事を振る上司)がかわいそうだなと思います。
だからタイムマネジメントや仕事量について、きちんとあなた自身が責任を持って上司と相談しなければなりません。
あなたが上司の言われるがままに仕事を受けておいて「仕事が多くて定時退勤したいけどできません」というのは、あなたの責任以外の何物でも有りません。
まず行うべきマインドセットは「残業とは自分が望んでやるもの」です。
必要なマインドセット2:定時退勤してまで時間を使いたいものはあるか
もう1つ重要なマインドセットは「あなたは定時退勤してまで時間を使いたいものがあるか?」です。
なぜならせっかく残業をなくして時間を確保しても、特に時間を使いたいことがないなら「仕事をしていたほうがマシだ」とすぐに残業体質に戻ってしまうからです。
あなたは上司や会社のお願いを押し切ってまで、なんとかして時間を使いたいものがありますか?
時間を使いたい物が周囲に理解されるかどうかは重要ではありません。
しかしあなたが周囲とは異なる価値観を持って行動するとき、おそらく反対されるでしょう。
それでも残業しないことを貫き通す動機が必要です。
家族や友人と過ごすため、キャリア形成のために勉強する、大好きな映画を楽しむ、ぼーっとする。
なんでも構いません。
私は〇〇に時間を使いたい!
あなたにはこのように宣言できるものがありますか?
別にそれが価値があるかどうかは気にしなくて大丈夫です。
周囲の人から反対にあってもぶれない土台があればいいのです。
必要なマインドセットの2つ目は「定時退勤してまで時間を使いたいものはあるか」です。
定時退勤×残業0チャレンジを始める前の事前準備
定時退勤×残業0チャレンジを始める前に、大切な2つのマインドセットを明確化しておきましょう。
なぜなら周囲からいろいろな意見をぶつけられた際に、2つのマインドセットがあなたを支えるからです。
嵐にあったときこそ船から降ろされた錨が乗組員の安全を確保します。
あなたがいつも揺らがない土台を持つために、2つの質問の答えを明確化しておきましょう。
仲間を作ろう(できれば!)
チャレンジをはじめる前に、できれば一緒にチャレンジしてくれる仲間を見つけましょう。
なぜなら仲間こそあなたが挫けそうな時にあなたを支えてくれるからです。
私の場合は妻のあーちゃんが定時退勤仲間でした。
私は毎日定時退勤をずっと貫いていましたが、やはり多少の風当たりが有ると心のどこかでうしろめたさを感じしまいます。
しかしあーちゃんが勤めている会社では、文化として定時退勤が根付いていました。
ある日あーちゃんが
今月は残業2時間もしちゃった!
と言っていて、残業に対する感覚の違いに驚きました。
こういう職場があっていいんだ。
残業するのが当たり前じゃない会社もあるんだ。
そう感じたとき、自分がやっていることは間違っている事でもさげすまれるべきことでもないと改めて確信できたのです。
以上の私の経験から「このチャレンジを一緒にやりたいと願う仲間」か、「チャレンジを応援してくれる人」に協力してもらえると取り組みやすいです。
私でよければ連絡くださればぜひサポートさせて頂きます!
いよいよ定時退勤×残業0チャレンジを始めよう!
定時退勤×残業0チャレンジを行う場合、ゆっくりと取り組んで変化をおこしていくことをおすすめします。
なぜなら変化が急激な場合、自分自身にも周囲にも負担がかかってしまいチャレンジを挫折しやすくなってしまいます。
一例としてゆっくり進めるプランをまとめました。
それぞれの職場の状況によって進行度は早めてもいいでしょう。
チャレンジ1か月目:絶対に定時退勤する日を週に1日設定する
はじめの一歩は絶対に定時退勤する日を週に1日設定することです。
なぜなら週に1日程度の定時退勤を達成するなら、現状の仕事に変化を起こさなくても十分達成できるからです。
定時になったらたとえどんな仕事があっても手を止めてください。
周囲から何か頼まれても明日以降なら引き受けられると相談しましょう。
定時退勤日と設定した日にどうしても終わらせなければならない業務があったら、その業務を終わらせることだけに集中しましょう。
他の仕事は明日に回します。
不安かもしれませんが、明日の自分がやってくれる、明日の私ならやれると信じましょう。
というか信じなくても明日の自分が必ずやることになります笑
まずはこの週に1日の定時退勤を絶対に実行してください。
定時退勤する日の出社前に、上の宣言文を読んでから出社するといいですね!
この時点で上司と相談する必要がある人は相談してもいいと思います。
変化が小さいうちに相談すると相手も変化を受け入れやすくなります。
チャレンジ2か月目:定時退勤日を週2日に設定する
早いですがここが精神的には踏ん張りどころです。
普段から定時退勤などしない人が週に2日定時退勤を始めると案外目立ちます。
周囲からも定時退勤すること多いなと思われ始めます。
周囲の目を気にせずに乗り切るために、鈍感になって自分の計画を貫く段階です。
この時点で仕事に関係のあるチームリーダーや上司に相談しておくことを勧めます。
次の3か月目のチャレンジに進むにあたり、上司やリーダーの理解と協力が必要になってきます。
この2カ月目はたとえ不安や願望などがあってもっと仕事したいとなっても「強制的に退勤して」ください。
チャレンジ3か月目:定時退勤日を週3日に設定する
2ヵ月目は精神的な踏ん張りどころでしたが、3ヶ月目は実業務的に踏ん張るところです。
当然と言えば当然ですが、今まで毎日残業していた人が週に3日も定時退勤すると実際の仕事が回らなくなってきます。
そのため本格的に業務のやり方を変えなければなりません。
今までと同じやり方で、今までと同じ量を、同じ質で仕事することはできない。
ということを割り切って受け入れてください。
仕事のやり方を変えるか、仕事量を変えるか、仕事の質を変えるか。
方法は多様でありそれぞれの環境によると思いますが、変化を起こしましょう。
この時上司やリーダーに自分の価値観を説明して仕事量を調整してもらえないか相談する必要があります。
ただ自分のスタンスが周囲の意見によってぶれないように注意してください。
あくまで定時退勤するというスタンスは変えません。
定時退勤する自分に仕事をどう割り振るか。
そこを上司に理解してもらうために相談します。
どうしても理解されない場合でも定時退勤をしましょう。
不安になるかもしれませんが「強制的に退勤して」ください。
その中で仕事を効率的にこなしたり、質の高い仕事を遂行しようとする工夫はしましょう。
できなかった仕事は諦めましょう。
そういうものが1つや2つ出てくると思いますが、それはむしろ良いことです。
与えられた時間の中で工夫しても終わらない場合は、マネージャーが割り振りをマネジメントする責任があります。
マネジメントの力不足を、人手不足を残業で補う必要はありません。
私たちの責任は「与えられた時間の中で全力で仕事をする事」であり、
「どの仕事にどのリソースを割り当てるか」はマネージャーの仕事です。
割り切って週に3日定時退勤する日を設け続けてください。
チャレンジ4か月目:定時退勤日週3日に慣れる
定時退勤日が週3日ある状態が当たり前な状態になれましょう。
次の5か月目に入るまでは「強制的に退勤する」環境を守ってください。
まずは周囲にとっても、自分にとっても、これが当たり前の状態であることに慣らしてください。
本当は毎日定時退勤に移ってもいいのですが、急ぐと周囲の風を強く感じる事になります。
環境によっては許されると思うので、それぞれの状況で進めてもらってもいいでしょう。
チャレンジ5か月目:定時退勤しない自由を得る
ここまで時間をかけて定時退勤の習慣を身につけて、また周囲に周知してきました。
本来は自分で選択して定時退勤するかもっと残って仕事をするか決めるほうが好ましいです。
ですが今までの4か月は「強制的に退勤する」環境を作ってみました。
そのため働きたくても「強制的に帰っていた」ために、働きたい思いが抑制されてフラストレーションがたまった人もいると思います。
そこで5か月目からは「自分で選択する」ことを大事にしてみましょう。
大事なのはあくまで「自分で選択する」ことです。
定時退勤すると決めた日でも、自分がやりたければやっても構いません。
選択できるようになったら「残業の奴隷」でなくなります。
この5か月目は自由に働いてみましょう。
ここまでやってきたのですから、きっと自分で選んで出来るはずです。
以上のように時間をかけて、周囲と話しながら少しずつ少しずつ進めていけばいいと思います。
「5か月も待ってられない!」
「周囲がすんなり理解してくれたから前倒ししたい!」
などあればそうして頂いて問題ありません。
自分の責任で、自分で選んで実行していきましょう。
毎日定時退勤×残業0を実行するとどうなるのか
やってみるとわかりますが、半年〜1年くらい時間が経てば周囲も慣れてきて特に何も言わなくなります。
私の場合は社会人1年目から毎日定時退勤を実践していました。
そのため最初の職場では多少大変でしたが、しばらく経てば周囲も理解してくださいました。
何も言わないだけで快く思っていない人もいるかもしれません。
またつまらない事務仕事だけを回されることはほとんどなかったですね。
だいたいの部署では、誰かを窓際に追い込むために事務仕事だけ回していられるほど、チームに余裕があるわけではないのです。
他の人よりも時間というリソースを割くことはできない人財だけど、その人財でもできる仕事を任せていく方がチームにとって有益ですからね。
年休行使率100%や長期休暇取得の時と同じです。
日々の仕事を大切にする姿勢さえ持っていれば、仕事の面でも人間関係の面でもそんなに困ったことにはなりません。
周囲と異なる価値観で動いているので多少周囲とのずれは生じてしまいます。
能力評価は成果が重要ですが、感情的に受け入れられるかどうかは取り組む姿勢が重要です。
だからできれば周囲とよくコミュニケーションを取りながら進めていくことをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
現代日本において実現するのがなかなか難しい毎日定時退勤チャレンジです。
別に毎日でなくても構わないと思います。
仕事も家族も両立したいという選択をして、週に2日確保するだけでも大きな変化です。
ぜひまずは週1日からでも試してみてください。
God bless you!
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