こんな疑問をお持ちの方におすすめの記事！
『自分はいったい何のために仕事をしているんだろう…。』
誰もが持つ悩みについて、前回の記事では書籍『この世界で働くということ』から考えました。
しかし仕事に関する悩みは尽きません。次はこんな悩みが出てきます。
『仕事の目的・意義は分かりましたが、世の中には多くの仕事があります。具体的にどうやって選んだら良いのでしょうか？』
自分が得意なこと？年収？土日休み？直接人と関わる仕事？
何を基準にしたら良いかわからなければ、どんな仕事・職業を選んだら良いかわかりません。
安心してください。本書は仕事の目的や意義だけでなく、聖書から仕事選びの原則（いわばブレない軸）を与えてくれます。
この記事では、聖書的仕事観を土台とした仕事・職業の選び方と注意点について紹介します。
記事を読み終えると、神さまがあなたに任せてくださった仕事を選べるようになる原則を学ぶことができます。
『この世界で働くということ』から学ぶ仕事の選び方
仕事・職業を選ぶ際の3つの大原則について紹介します。
原則１：あなたが何をできるのか考える
1つ目の原則は、あなたが神さまや隣人に仕えるために何ができるのかを考えることです。
なぜなら何かをするために神に召され時、神さまが私たちに十分な力を与えてくださるからです。
今のあなたの能力、状態、環境などは、全て神さまから与えられた恵みです。
そのため
・どうすれば神さまから与えられたものを最大限活かせすことができるのか
・どの仕事ならあなたが一番良い状態で仕えることができるのか
を考えることは、神さまに喜ばれる姿勢です。
まずは神さまがあなたに与えてくださった恵みに目を留め、感謝し、それらを用いてあなたに何ができるのか考えてみましょう。
原則２：喜んで人に仕え、助けられる仕事を選ぶ
2つ目の原則は、喜んで人に仕え、助けられるかを考えることです。
なぜなら仕事の本来の目的が、人が神さまや人に仕えることだからです。
そのため結果として給料が安いとしても、自分に与えられた才能や能力を活かすことができ、喜んで人に仕え、多くの人を助けられると思う仕事を選びましょう。
もし仕事がエキサイティングで高収入の魅力的な仕事でなかったとしても、あなたが喜んで人に仕えられる仕事を選ぶなら、その仕事に満足を見出すことができるようになります。
あなたに与えられた物を活かして仕事を遂行することが、主への、また隣人への愛を示す1つの形なのです。
原則３：聖霊とともに決める
原則１，２を考えたうえで、最後は聖霊に祈り求めて決めましょう。
なぜなら聖霊は知恵の御霊だからです。
聖書にはこのように書かれています。
どうか、私たちの主イエス・キリストの神、栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。
エペソ人への手紙 1章17節
では聖霊はどのように知恵を与えてくださるのでしょうか。
使徒の働き15章では、初代教会のリーダーたちが組織の政治的問題について話し合っていることがわかります。
そしてその結論を書いた手紙にはこう書かれています。
聖霊と私たちは、次の必要なことのほかには、あなたがたに、それ以上のどんな重荷も負わせないことを決めました。
使徒の働き 15章28節
つまりリーダーが持ちうる最高の思考と理性、知識と経験を用いて至った素晴らしい判断は、聖霊によるものだったと、御言葉は証しているのです。
そのため、あなたが自分のできることを考え、どうすれば喜んで他の人に仕えられるかを思案し、信頼できる先輩クリスチャンへ相談しながら祈るなら、御霊が必ず応えてくださると信じましょう。
神さまはあなたをテストしたいわけでも、出し惜しみされる方でもありません。
最後は信仰によって、御霊と決めるようにしましょう。
仕事を選ぶときの注意点
選ぶときにおさえるべき原則があるように、注意点も理解しておきましょう。
それは仕事によってあなたのセルフイメージをあげようとしないことです。
あなたに与えられた能力や才能を考慮せず、とにかく給料が高い・人から尊敬される・有名になれる、などの理由で仕事を追い求めないようにしましょう。
なぜなら仕事によってあなた自身の価値は左右されないからです。
しかし若者の多くは与えようという精神やこの世界に貢献するためではなく、むしろ自己の確立のために仕事を選ぶ傾向があります。
間違えてほしくないのは「とにかく給料なんて二の次だ！」というわけではありません。
選択の余地があるなら、自分の才能と力量にあった仕事を選び、成功してもいいでしょう。
もし望むならその仕事に就くために自分自身を磨いたらいいのです。
しかし抑えておくべきは、仕事をする一番の目的は世界に仕えることであり、他者に利益をもたらす仕事を選ぶということ。
金銭を多く生み出すかどうかではなく、実際の公の利益になっているかよく考えて選ぶことが大切なのです。
仕事とはあなたが仕え、喜びを味わうために神さまに用意された賜物(プレゼント)なのですから。
仕事選びから『この世界で働くということ』は尊いと知る
世の中では仕事を選ぶとき、収入が高いか、将来性があるか、転職に有利か、やりがいがあるかなどを基準にします。
しかし聖書的仕事観を持って仕事を選ぶなら、まったく異なる基準になるのです。
そのように聖書から仕事の目的を学び、今回の原則を考慮して仕事を選んでいくなら、神さまも、隣人も、またあなた自身も喜べる仕事を選ぶことができるでしょう。
それぞれが賜物を受けているのですから、神の様々な恵みの良い管理者として、その賜物を用いて互いに仕え合いなさい。
ペテロの手紙 第一 4:10
さて、仕事の目的がはっきりし、今回の原則をおさえながら仕事を選んだら、次に気になるのはどんな姿勢で仕事をするのかですよね。
そこで次は「仕事へ取り組む姿勢と働くときの注意点」について解説します。
いまいちどんな姿勢で仕事に取り組んだらよいかわからない方へオススメです！
God bless you！
