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現在の学校教育は全員一律で同じ内容を同じペースで学びます。
しかし時に周囲とは全く異なるペースで習熟していく子どもを海外ではギフテッドやタレンディッドと呼んでいます。
そしてギフテッドではなくても、子どもがのびのびと自分の得意なこと・やりたいことに集中するには1人1人にあわせた個別教育が必要になることは疑いようがありません。
ギフテッド(Gifted)、知的ギフテッド(Intellectual giftedness)とは、先天的に、平均よりも、顕著に高い知性と共感的理解、倫理観、正義感、博愛精神を持っている人のこと。外部に対する世間的な成功を収める、収めないにかかわらず、内在的な学習の素質、生まれつきの高い学習能力や豊かな精神性を持っているということである。
また個別教育の重要性は社会の要請の変化からも際立ってきました。
これまで日本社会は工業化社会の中で「会社の言うことをよく聞く勤労者をたくさん育ててほしい」と考えてきました。
でも今は時代が変化して「もっと自律的に動く若者を育ててほしい」という声が高まっています。
これまで学校教育で重んじてきた「組織の中で我慢しなさい」という教育は、すでに社会からも求められていないのです。
このことから個別教育、個人に最適な学習機会の提供は、ギフテッドやタレンティッドといった特別な才能を持った子どもだけに重要な方法なのではなく、すべての人に重要だと言えるでしょう。
そこで今回はギフテッドである少女メアリーを題材とした映画『Gifted(ギフテッド)』を鑑賞し、ギフテッド教育とはどのようなものなのか学ぶことにしました。
この記事を読むと、私が映画『Gifted(ギフテッド)』から学んだ、個別教育へ取り組むために忘れてはいけない大切なこと、「教育の目的はいつだって子どもの幸せのため」なんだということを知ることができます。
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興味のある方はこの機会をお見逃しなく。
映画『Gifted(ギフテッド)』のあらすじと概要
ギフテッドの少女メアリーが叔父フランクと楽しく暮らしていました。
しかし学校に通いはじめることで彼女の才能に周囲が気がつき始めます。
メアリーの才能を伸ばそうとする大人は「メアリーにはここではなくもっと最高水準の教育を与えるべきだ」と主張しメアリーをフランクから引き離そうとします。
一方でメアリーは最高峰の教育に興味があるものの、叔父フランクとの生活から離れたくありません。
才能を花開かせるための教育か、はたまたそれを捨てて家族と普通の暮らしをするのか。
ギフテッドならではの葛藤や暮らしが描かれます。
フロリダに暮らす、ちょっと変わった2人と1匹の家族。
7歳の生意気ざかりのメアリーと、彼女の叔父でシングルのフランク、そして“歴史上一番すごい猫”のフレッドだ。
互いがいるだけで、毎日が記念日のように楽しい時間は、メアリーが学校へ行くことになり揺らぎ始める。
彼女には、生まれながらにして数学の天才的な才能があった。
「普通に育てたい」というメアリーの母である亡き姉の遺志に従って、フランクはメアリーの英才教育を頑なに拒む。
しかし、そこへ縁を切ったはずのフランクの母親が現れ、彼からメアリーを奪おうとする。
歴史を変える才能の開花か、愛する者と生きる人生か─果たして、メアリーにとってどちらが幸せなのか?
映画『Gifted(ギフテッド)』の感想・ネタバレ
正直な感想としては、ギフテッドの生活やギフテッド教育についてのリアルが描かれているわけではありませんでした。笑
どちらかというとギフテッドのメアリーをめぐるハートフルストーリーが展開されます。
メアリーは叔父のフランクと一緒に暮らしていて、ずっと一緒にいたいと願っている。
一方でメアリーの祖母がメアリーの数学の才能を引き伸ばす英才教育を施そうと、叔父のフランクから引き離そうとする。
叔父フランクは「メアリーにはみんなと同じように普通の学校に通って、普通の暮らしをしてもらいたい」と考え、祖母や学校の先生は「メアリーの才能を伸ばすために個別に最高峰の教育を与えてあげるべきだ」と考えます。
1人の天才少女にとって何が幸せなのか。
才能の開花か、子どもとしての普通の暮らしか。
この映画の最後には、その質問に対する製作者の答えが描かれていました。
それは子どもにとって両方とも大切だ、です。
ラストシーンで、メアリーは車で30分の距離にある学校の教室で高等数学を学んでいました。
周囲は大学生くらいで自分よりもはるかに年上の大人たちと一緒に、難解な数学の授業を受けているのです。
そして授業が終わると叔父フランクが迎えに来きて車で帰宅するかのようにみえます。
しかし向かった先はこれまで通っていた学校で、到着するやいなやメアリーは年の近いの友達と楽しく遊びはじめました。
メアリーは、自分の与えられた才能を最大限伸ばせる環境で学ぶことができ、同時に普通の子どもと同じように普通の小学校で友達と放課後遊びを楽しむことができています。
そしてそこには周囲の理解と協力が必要不可欠でした。
叔父のフランクがメアリーを送迎し、小学校の先生や友人がメアリーを受け入れることによって。
私はこれが個別教育の1つの形なんだなと腑に落ちました。
もちろん映画の話です。
日本の中で「学習は家やA大学で、放課後や体育の授業だけB小学校で」ということが受け入れられないかもしれません。
でも私はこの映画から個別教育の1つの形を学ぶことができました。
その子の才能ややりたいことを最大限伸ばすことも大切であり、その子が家族や友人と互いに愛し合う関係を築くことも大切なのです。
学校には学校の魅力があり、ホームスクールなどの個別学習にはそれ特有の魅力があります。
大人が考える幸せのかたちを子どもに押し付けるのではなく、その子どもにとってもっとも良いかたちを、子どもの声にも耳を傾けて一緒に考え、協力する。
私は映画『Gifted(ギフテッド)』から、そのような親・協力者になりたいなと思いました。
ギフテッドや才能に恵まれた子どもに出会うと、私たち大人はついついその能力に目が止まりがちです。
しかし「教育の目的はいつだって子どもの幸せのため」であることを、改めて教えてくれる映画です。
ちょっとイメージと違ったけど、子育てにおいて大切なことを学べるよき映画でした!
映画『Gifted(ギフテッド)』はこんな人におすすめしたい
映画『Gifted(ギフテッド)』は子どもに密接に関わる人にこそおすすめしたいです。
個別教育の重要性を訴える記事はたいがい「それが子どもの能力を最大限に伸ばす方法だから」とか「これからの時代を生き残る人材を育てるには教育を変える必要がある」とか、子どもの能力を伸ばすことに焦点が置かれていることが多いです。
でも教育において本当に大切なことって、子どもの能力を伸ばすことだけじゃないよね?と私は思います。
能力を伸ばすこと以上に、子どもが家族や友達を愛することの大切さを教えてくれる映画なので、小学校や中学校の先生やそれを目指す学生さんに見てもらいたい映画です。
また子どものことを何よりよくわかっている親御さんにも、子どもの声に耳を傾けるきっかけになる映画かなと思います。
子どもに密接に関わる人にこそ鑑賞してもらいたい映画です!
映画『Gifted(ギフテッド)』を鑑賞するなら実質無料のdTVがおすすめ
映画『Gifted(ギフテッド)』は以下のリンクから閲覧することができます。
アマゾンプライム:gifted/ギフテッド (吹替版)、gifted/ギフテッド (字幕版)
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私は映画やアニメはほとんど見ないため、今回映画『Gifted(ギフテッド)』を見るためだけにdTVに登録し、無料で鑑賞することができました。
個別教育へ取り組むために忘れてはいけない大切なこと、「教育の目的はいつだって子どもの幸せのため」なんだということを教えてくれる映画『Gifted(ギフテッド)』。
心からおすすめします!
God bless you!
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