こんな方におすすめの記事!
ホームシェアリングに関する課題を踏まえつつ、どのような工夫をして実現していくのか考えてみました。
ただしより具体的に考えていくために、私が目指している異世代ホームシェアの提案になります。
そんなの納得できない!
共感できないじゃないか!
という部分も多々あるかと思われますが、ご了承ください!
異世代ホームシェアにおいて大切にしたいこと
ホームシェアリングを行う上で、どのような形のホームシェアリングでも重要だと考えている要素、大切にしたい要素についてまとめてみました。
必ずなにか問題が起きるという心構えをする
新しい介護のあり方について考えた方のセリフが印象的でした。
(介護の現場において)よく「何かあったらどうするんだ」「どう責任を取るんだ」ということも言われます。
でも、僕らの仕事は「何かある」んです。
じいちゃん・ばあちゃんたちは明日死ぬかもしれない。
明日しゃべれなくなるかもしれない。
「何かあるかもしれない」場所で僕らは仕事しているんです。
https://heisei-kaigo-leaders.com/activity/bunkyo01
今回考えているのは介護ではなくホームシェアリングですが、同じ事が言えると思います。
全く異なる文化で育った人たちが一緒に住むんです。
すれ違いが起きないはずはありません。
大学の寮やシェアハウス、結婚生活など異なる家庭で育った人が1つ同じ屋根の下で暮らすとたいがい大なり小なりのトラブルが起きます。
同じ家族ですら難しさを感じる事がありますからね!
人間関係かもしれません。
事前に決めた約束やルールを守らないからかもしれません。
ちょっとうるさくして迷惑をかけるかもしれません。
ただ何かしら起きるのです。
だから問題が起きないホームシェアを目指すのではなく、
問題が起きても解決できる関係性の構築を目指すホームシェアを目指していく必要があると思いました。
そのためホームシェアではなにか問題が起きるという前提を置いて考えます。
ホームシェアについて1人1人が当事者意識を持つ
大学寮やシェアハウスを経験して一番大事な要素だと感じたのは
その家族/コミュニティの一員であるという仲間意識があること
です。
なにか問題があった時に見て見ぬ振りをするのではなく、問題があるからどうやってみんなで解決しようかという仲間意識を持った思考が重要です。
シェアハウスといっても全くお互いが関わらない、ないし最低限の関わりだけで済ませるという事もできます。
ただその場合だいたい問題は押し付け合いになります。
また交流もないので住民の関係性はどんどん希薄になっていきます。
自分はこのホームシェアメンバーの一員であり、仲間と関係を築きながら建てあげていくという姿勢が重要です。
お互いがお互いをささえていくという仲間意識がホームシェアリングをより充実させたものとすると考えています。
以上の2つがホームシェアにおいて、どのような形で実現するにしても重要な要素であると考えました。
私の方向性が大いに入ってきておりますが、
完璧で誰が住んでも絶対に問題が起きないホームシェアリング!
とか
ホームシェアしているメンバーとは挨拶程度で大丈夫!
みたいなホームシェアは目指していません。
住んでいるメンバーが何かしらの形で関係性を深め続けるようなホームシェアの形を目指していきたいと思っています!
ホームシェアメンバーの関係性を構築する仕掛けを持つ
日本人にホームシェアリングが根付かない理由として「特に都市部で異世代交流が減り関係性が希薄になり、相互補助の関係や想いが希薄になった」ことがあげられました。
そもそも家の中や家の周辺において誰とも関係性を築かないということが当たり前になっています。
ホームシェアリングはこの関係性が全てだと言っても過言ではありませんので、ホームシェアメンバーの関係性を構築することを意図して取り組んでいく必要があるなと考えています。
関係構築のための食事会:異世代間の定期的な交流の場
異世代間の定期的な交流を生み出す仕掛けをつくります。
たとえば食事を共にするということ。
食事に招いたり、食事の招待に応答するというのは親しい間柄、ないしそういった関係を築きたいですという表現です。
家の間取りにもよると思いますが、ホームシェア内のリビングや食堂を利用して週に1度の夕食交流会を開催します。
実際に週に1,2日交流を持つ事を条件としているNPO団体もあります。
筋トレや読書など趣味を題材にすると合わない人も出てきてしまいます。
多様な人が住む中で唯一絶対に全員に共通する食事をきっかけにします!
また月に1度のプチイベントを希望者で運営しても面白そうです。
食事は買ってきても構いませんし、お茶と和菓子の会みたいなゆるいものでも構いません。
同じ時間を一緒に過ごすというのは大きなキーワードです。
どんなに短くても構いません。
ただ定期的に一緒に集まり交流することを続けられる仕掛けを作ろうと思います。
異世代・異文化間のギャップを埋める
同じ環境で育った家族の中でも異なる世代でギャップを感じる事があります。
ましてや他の家の文化で育った異世代の方はいわんやですね。
少し大げさですが異世代×異文化というもはや外国人との交流なのではないかとすら思います。
結婚してとくにそう思っています!!笑
常識も違う、コミュニケーションの方法も違う、文化も違う。
そんな多様な違いがある事は悪いことではありません。
むしろ多様なことは魅力的です。
しかしそれを知らない、受け入れ合わない、という事が大きな問題になっていきます。
それは夫婦でも同じです。
男女の違いって大きいですよね!
夫婦とは違いをよく学び、受け入れ合う存在だと思います!
これは知らないとどうにもなりません。
逆に知っているだけで健全なコミュニケーションを取ることができ、より深い関係性を構築することができます。
そのため異文化を知るきかっけを作ります。
といってもあまり大きく構える必要はありません。
ホームシェアをしていると良い面も悪い面もさまざまな違いが見えてきます。
あとはそれを改めて話し合うきかっけがないだけです。
ホームシェアメンバーにお題をあげてもらい、気になること、疑問に思うこと、違いを感じることなどを題材にして5分程度話す時間を設けたいなと思いました!
それにすぐ思いつかなければ探してみてもいいと思います!
いつもYoutube見てるけど、今の10代20代はどんな事に興味があるんだろう?
あの人はいろいろな人のために働いてくれているな。
どうしてそんなに頑張れるんだろう。
この人どうしてクリスチャンになったんだろう?
日常の中で感じている違いや疑問を分かち合い、お互いをより深く知るきっかけになればと思いました!
月に1度の運営会議
ホームシェア全体の方向性や相談ごとを話す場所を月に1度設けます。
少人数であれば全員参加、大人数であれば有志であったり、各世代の代表者であったりが望ましいです。
共用スペースの使い方はどうか、良かったことはあるか、今後新しく始めたいことはあるか、やめたいことはあるかなど、ホームシェアに関わることを話し合います。
自分たちで主体的に運営することで、ホームシェアでの出来事が自分ごとになっていくことを狙っています。
低コストでホームシェアリングのイメージを抱く
日本人にホームシェアリングが根付かない理由として「家族ではない人が家に滞在してもらう伝統がない」ことがあげられました。
これは日本人の文化背景が深く影響しています。
また個人的にはどんな人とどんな家でホームシェアできるかわからない、という点も参入ハードルが高くなっているとおもっています。
そもそもホームシェアしてみたいけど、家族以外と一緒に住むってどんな感じか体験してからじゃないと自分にあっているかどうかわからなくて不安
家にいるときどんな人なのか、一緒に住む前に知ってから決断したいな。
という方も多いでしょう。
またいざホームシェアをしている家に宿泊してみたら
なにこれめちゃくちゃ楽しいんだけど!
今まで興味なかったけど、ぜひやりたい!
という人も出てくるでしょう!
そこで2つの方法で家族以外が家にいることに慣れたり、ホームシェア前の事前調査を行っていこうと思います。
家族以外と住む事に慣れる方法1:短期ホームシェアリング体験
ホームシェア体験やホームシェア前のマッチングを行うために、短期ホームシェアを実施します!
ホームシェアをしている人や、ホームシェアしてもいいよーというホストファミリーに相談し、所定の日数(たとえば3日、1週間、2週間)をその家の中で過ごします。
- Step1目的や条件を相談
・とりあえず異世代間ホームシェアを体験してみたい
・短期とはいえ家族の1人として加わるため、家のルールを学び守る
・食費や光熱費など居住にかかる費用は自己負担する
などなど目的や条件をすりあわせます。
- Step2実際に住んでみる
実際に一緒に住んでみて暮らしや相手の様子をよく観察する。
されて嬉しかったこと、気になったこと、自分の感情などをメモしておく。
もしそれぞれ1人暮らしであれば、可能であればお互いの家に数日ずつ宿泊してみると相手の暮らしぶりがよく分かると思います。
- Step3ホームシェアの振り返り
・感想、具体的に気になった事、良かった事の分かち合い
・当初の目的は達成できたか確認
・実際に住むときの希望をざっくばらんに正直に打ち明け合う。
ざっくりですがこの3つのステップを踏むことで
・やっぱりホームシェアはハードルがあるなぁ
・こんな風に家族以外の人と一緒に住むって楽しい!
とか
・この人と一緒に暮らすってこんな感じなのか。これなら行けそうだな!
・うーん、ちょっと夜が騒がしくて眠れない。一緒に住むのは難しいかもな。
とかいろいろ見えてくるモノがあると思います。
このようにしてホームシェアを行ったときの自分の感情、大切にしていることなどに気づいていく事ができますし、この相手と本当にホームシェアしても大丈夫かどうかを事前に考えることができます。
実際に異世代間ホームシェアを進めるNPO団体はマッチングという方法を取り入れています。
実際短期ホームシェアは本当に有効だと思います。
私は友人のシェアハウスに1ヶ月間ほどお世話になりました事がありましたが、その時に一緒に住んでいたメンバーのNくんとならホームシェアできるって確信しましたね!笑
家族以外と住む事に慣れる方法2:自分の家に人を招く
ホームシェアには興味あるんだけど、やっぱり家族以外が人が家にいるって慣れない…
という人もいると思います。
そういう人はまず自分の家庭に友人を招いて食事会を開いてみましょう!
私の体験になりますが、想いはあるけど慣れていないというのでハードルがある場合があります。
こんな私も家族以外が家にいるという体験をするようになったのは大学寮に入ってからです。
私たち夫婦は家庭を開放していろいろな人を招いて時間を一緒に過ごしたいと願っています。
そこで平日の夜に私やあーちゃんの友達、教会の友人などを家に招いて食事会などを開いていました。
ところが家族以外が家にいる状況に対して、自分が気を張っているって気づいたんです!笑
自分でも以外でした。
しかし奥さんのあーちゃんは違いました。
私は全然気にならないよー
ママが人を招くの好きで、小さいころから家に誰かいるのに慣れてるんだ!
あーちゃんは家族以外が家にいる状況がなんのその。
楽しいみたいで
ねぇねぇ今度○○ちゃん呼ぼーよー。
あ、再来週の金曜日とか空いてるけどどう?
と積極的に家庭を開放していろいろな人を招いてくれます。
これは幸いとあーちゃんにコーディネートを任せていろいろな方に来ていただけました。
すると私もだんだん慣れてきました。
今もまだ少しハードルを感じますが、自分の日常の中に家族以外の人がいるという状況になれつつあります。
ホームシェアリングに興味はあるけれど家に人がいるのが慣れないという方、ぜひ家に人を招くところから始めてみてはいかがでしょうか!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は異世代間ホームシェアリングにおける実現提案を考えてみました。
もともとホームシェアリングをやりたいと願っていた事もあって、今回ホームシェアリングの実現について真剣に考えてみました。
課題や実例、実際の実現方法などについても考えてみましたのでよければ合わせてお読みください!
God bless you!
見よ。なんという幸せ なんという楽しさだろう。
旧約聖書 詩篇 133篇
兄弟たちが一つになって ともに生きることは。
それは 頭に注がれた貴い油のようだ。
それは ひげに アロンのひげに流れて
衣の端にまで流れ滴る。
それはまた ヘルモンから
シオンの山々に降りる露のようだ。
主がそこに
とこしえのいのちの祝福を命じられたからである。