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結婚準備中のカップルや夫婦で妊娠を考えている際に、予防接種を受けた方がいいと言われたことはありませんか?
実は私も結婚前に妻から
風疹の予防接種を受けておいてね
と言われましたが、よくわからず困った経験があります。
なぜなら、妊娠に関係する予防接種の重要性をほとんど知らなかったからです。
実は結婚前に適切な予防接種を受けておかないと、将来生まれてくる自分の子どもに大きなリスクを負わせることになるのです。
この記事では妊娠前にやっておいた方がいい風疹のワクチン接種についてご紹介します。
記事を読み終えると、風疹予防接種は将来の子どもにとって親がしてあげられる重要な準備の1つであることが理解できます。
風疹の抗体検査・ワクチン接種はなぜ重要か
可能なら結婚前に風疹のワクチン接種をしておきましょう。
特に女性は結婚前にワクチン接種を受けておくことをお勧めします。
妊娠後にはワクチンの接種ができないからです。
※ワクチン接種後2か月間は避妊が必要になります。
なぜなら妊娠中の母体が風疹にかかると、高確率で胎児が先天性の疾患にかかるからです。
具体的には妊娠初期に風疹にかかると胎児も感染してしまい、難聴、心疾患、白内障、緑内障、精神や身体の発達の遅れなどの先天性の疾患を持ってしまいます。
これらの先天性の疾患にかかるリスクは、風疹にかかった妊娠の時期により違います。
先天性風疹症候群の頻度は妊娠週数が早いほど高くなるのです。
週数 | 風疹による先天性疾患の罹患率(%) |
4−6 | 100 |
7−12 | 80 |
13ー16 | 50 |
17-19 | 6 |
20〜 | 0 |
https://www.med.tohoku.ac.jp/feature/pages/topics_26.html
なんと母体が風疹に感染すると、胎児の妊娠週数が4~6週では100%罹患します。
それ以降の7~12週でも80%とほとんど確実に先天性疾患を罹患します。
一般的な安定期と言われる13週以降ですら45から50%を超え、20週以降になってようやく0%となるのです。
このように妊娠中の母体が風疹にかかると、高確率で胎児が先天性の疾患にかかるということが近代医学では明らかになっています。
風疹は注射1本のワクチンで阻止できる病気
この胎児にとってはとても恐ろしい病気ですが、実は風疹による先天性疾患というのは「悔しい病気」と言われています。
なぜなら注射1本のワクチンを接種する事でほとんど防げる病気だからです。
実際にワクチン接種による免疫の取得率はとても高いです。
ワクチンの接種が1回で95%、2回で99%の方が免疫を獲得する事ができます。
※まれにですがワクチンを2回接種しても免疫ができない方もおられます。
費用もたった5000円です。
住んでいる自治体の補助を受ける事でワクチン1本5000円(MRワクチン)または3000円(風疹ワクチン)で受ける事ができます。
実際に私も
「風疹の抗体があるかどうかの検査(無料)」と
「風疹のワクチン接種(厳密にはMRワクチン)」
を5000円で受けてきました!
たった3分です。
ちょっとチクッとする注射1本ですです。
費用も飲み会1回我慢すればいいのです。
たったそれだけであなたの将来のお子さんだけでなく、あなたの周囲にいる妊婦やその家族、胎児の人生を守ることができるのです。
日本では20代以前の世代は風疹ワクチンを接種していない
しかし本当にワクチン接種は必要なのでしょうか?
近頃は幼児検診とかで複数の病気に対してワクチン接種しているから大丈夫でしょ。
と考えるかもしれません。
実は2006年(平成18年)4月以降の幼児からはMRワクチン(風疹・はしか)を接種する事になっているので、その考えはあっております。
しかしそれ以前はどうでしょうか。
実は1979年(昭和54年)4月2日から1995年(平成7年)4月1日までに生まれた男女は、副作用などでワクチン接種が敬遠されていたため接種率がとても低いのです。
また昭和54年4月1日以前に生まれた男性に限っては、もはや接種の機会すらなかったそうです。
つまり2020年時点で25~41歳の方々は風疹にかかっていない限り免疫を持っていない可能性が非常に高いです。
41歳以降の方々に限ってはほぼ確実に免疫を持っていません。
私は1990年(平成2年)生まれのため、まさにワクチン不接種時代に生まれました。
そして検査の結果、実際に風疹の抗体を持っていなかったのです。
以上のことから、特に私と同世代の方は高い確率で免疫を持っていない事が考えられますので、ワクチン接種はほぼ必須と考えていいでしょう。
独身の人にも風疹のワクチンを接種してもらいたい!
既婚者だけではなく結婚の予定がない独身の男性にも風疹のワクチンを接種してもらいたいです。
なぜなら風疹の自覚症状がない20代~40代の方々(特に男性)が媒体となって、町中ですれ違った見ず知らずの妊婦さんに感染させている可能性があるからです。
2020年2月から世界的に爆発的に広がった新型コロナウィルスも、潜伏期間が14日間と長かったり、無自覚症状者が感染キャリアとなっていることが要因です。
実は風疹も同じ特徴を持っており、潜伏期間が14~21日間、無自覚症状の場合もあるのです。
そのため自分自身は風疹にかかっていないつもりでも、誰かに感染させてしまっているリスクは十分あるのです。
想像してみてください。
もし自分が風疹にかかっていても気が付かなかった場合を。
自分が乗った電車やバス、立ち寄ったお店などで、自分が原因で妊婦に感染させたとしたら。
自分は相手に感染させた自覚もなく、妊婦の方は誰に移されたかもわからない。
さらには胎児は先天性の重い病気を持って人生を過ごすことになります。
私も知らない事とは言え、すごく怖くなりました。
もしかしたら、私が知らないだけで、私は誰かの人生に決して軽くはない重荷を負わせてしまうことになったのかもしれないのです。
この記事を読んでくださったあなたが独身だとしても、また出産の予定がなかったとしても、風疹のワクチン接種は全ての妊婦さんと胎児を先天性疾患から守る行動なのです。
注射1本の風疹ワクチンを接種するかどうかはあなたの選択
最後にこの記事を読んでくださったあなたに伝えたい事があります。
どうか将来のあなたの伴侶だけでなく、あなたのすぐ近くにいる人をも守るために、風疹のワクチン接種を受けてもらえませんか。
仕事が忙しい
めんどくさい
妊娠とか自分には関係ない。
その気持ちもわかります。
正直、このことを調べる前の私もそうでした。
口にするのもお恥ずかしいですが、私は妻の妊娠が発覚してからこのことを知り、急いでワクチンを接種したのです。
今思うと本当に恐ろしい事だと反省しています。
だから偉そうなことは言えません。
ただこの病気の恐ろしさを知った者として、伝えておきたいのです。
この記事を読んでくださったあなたが既婚か独身かは関係ありません。
どうか将来のあなたの伴侶やあなたのすぐ近くにいる人をも守るために風疹のワクチン接種を受けてもらえませんか。
心からお願いします。
一度でも風疹のワクチンを接種していただければ、まだ見ぬ多くの子どもたちが先天性の疾患から守られて生まれてくる事ができるのです。
ぜひ日本の将来のためにもご検討いただけたら嬉しいです!
それでは!
God bless you!
妊娠や出産について結婚して妻に色々と教えてもらう事が多いです。
それは女性の体のリズムについても同じ。
頼れる夫になるために、愛する妻のバイオリズムについてよく妻の声を聞きましょう。
将来の子どもを守ることも大切です。
同時に目の前のパートナーとの関係を守り育むことも大切です。
でも愛の伝わり方には大きく分けて5つあります。
あなたのパートナーはどうやって愛を感じるかをよく聞きましょう。
夫の皆さんは経済意的にも家族を支えていかねばなりません。
今までは銀行に貯金していれば家族を守ることができましたが時代は変わりました。
銀行以外にお金を預けておくことで、将来経済的に家族を守りやすくなります。