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妻の妊娠がわかると、夫として『育児休業をどれくらい取得すればいいんだろう』と悩みませんか?
とくに第一子の場合は育児の大変さや生活リズムなど何もわからず「とりあえず1週間くらい?」と、会社の雰囲気で決める人が多いでしょう。
私は育児休業を6ヶ月取得した一児の父です。
そんな私の結論としては最低でも3ヶ月以上の取得を心からおすすめします。
なぜならワンオペ育児が人間には耐えられないものだと感じたからです。
この記事では6ヶ月の育児休業を経験した父親が「ワンオペ育児は無理ゲーだった…。」と言い切る3つのポイントを書きます。
記事を読み終えると、夫の育児休業が妻のいのちを救うことになるとわかります。
理由1:授乳スケジュールが超過酷で睡眠時間が削られるから
個人的にワンオペ育児が最も困難だと考える最大の理由が、睡眠不足です。
なぜなら授乳スケジュールが常軌を逸しているからです。
赤ちゃんの生命線である授乳は一般的に3時間ごとにあげるのがよいとされています。
理想としては「3時、6時、9時、12時、15時、18時、21時、24時⇨はじめに戻る。」とされています。
そのためワンオペ育児の場合はお母さんが3時間以上長く眠ることができません。
しかも母親はまだ母親6日目、赤ちゃんもこの世6日目のため、母はうまくお乳を出せないし、赤ちゃんもうまくお乳が飲めません。
私は赤ちゃんもいきなりうまく飲めるわけじゃないと聞いてびっくりしました(笑)
その結果赤ちゃんがお腹いっぱいになれず、3時間後の授乳まで待っていられないのです。
そのため現実の授乳スケジュールは「1時、3時、4時、6時、7時、9時、11時、12時、午後へ続く..」と、3時間も間隔があくことはほとんどないのです。
そうなるとワンオペ育児の母親は、2時間連続して寝れたらむしろ感謝できるくらいです。
さらにワンオペ育児の場合、この間に料理、食事、洗い物、買い物、洗濯、お風呂などの日常の家事をやらなければなりません。
私も2週間だけ妻と同じスケジュールでお世話をしましたが、すぐにダウンしてしまいました。
2時間も眠れないのに家事を全てやろうとするとあっという間に1日が終わります。
この授乳スケジュールのおかげで、母親は授乳だけでいのちがけです。
せめて授乳以外を夫が担うだけで妻への負担は大きく軽減できます。
私は授乳スケジュールの過酷さがワンオペ育児が不可能だと思う最大の理由です。
理由2:妻がリフレッシュする時間を確保することができないから
2つ目の理由は、妻が自分だけの時間を確保してリフレッシュできないからです。
なぜなら赤ちゃんはずっとお母さんのお腹の中にいたため、生後すぐの赤ちゃんはまだお母さんから離れることができないためです。
そのためワンオペ育児の場合は、夫が帰ってくるまで赤ちゃんとお母さんがずっと一緒に過ごします。
夫のみなさん。「ずっとって言っても、そんな1日中一緒なわけではないでしょ?」と思いませんか?
そう、物理的には違います。しかし母親の心が赤ちゃんから離れられないのです。
生後まもないフニャフニャの赤ちゃんを見て母親はあれこれ思います。
・この部屋は寒すぎないかな。
・この服は苦しくないかな。
・赤ちゃんの顔に布団がかかってないかな。
・あそこで寝てても落ちないかな。
・なんで寝てくれないんだろう。
etc…
もうありとあらゆる心配ごとが1日中気になります。
さらに現実には
・おしっこした
・うんちした
・なかなか寝ない
・お風呂入れてあげなきゃ
・さっきの授乳はうまく飲めなかったから次はすぐあげなきゃ
など実際に手を動かして赤ちゃんをお世話することが満載です。
その結果、心も身体も赤ちゃんから離れることができないないので、お母さんが自分のリフレッシュのために使う時間がありません。
赤ちゃんに関するいろいろな心配やストレスがかかっているにも関わらず、それを解消する時間を持てていないのです。
家事と同じように、赤ちゃんのおむつ替え、気温や湿度調整、お風呂、着替えなどの一部の育児を夫が担うだけで、妻への負担はだいぶ軽くなります。
このようにただでさえ普段よりもストレスがかかる状況のなかで、リフレッシュすることができないのは精神的に辛いものがあります。
理由3:母親としての大変さを共感してくれる人が誰もいない
3つ目の理由は、この過酷な状況で頑張っている母親としての大変さをわかってくれる人が誰もいないことです。
なぜなら母である女性は気持ちをわかってほしいと切望するため、それが叶わないことに強いストレスを覚えます。
夫は仕事で出かけているため実際の大変さがわからず、帰ってきてから説明してもいまいち理解してもらえないことが多いでしょう。
あげく聞いてほしいだけなのに「それなら◯◯したらいいんじゃない?」と解決してくる始末。
思わず「なんにもわかってない!黙って私の話を聞いてよ!」と叫びたくなるでしょう。
実母や義母ならわかってくれるかと思いきや「赤ちゃんなんてみんなそんなものよ〜。今だけだから頑張って!」と、喉元すぎればなんとやら状態。
その結果、自分が心を許してなんでも話せる身近な人に共感されず、それがまた一段と辛いストレスになります。
男性は「夫は授乳できないから横にいても役に立たない」と思いがちですが、そんなことはありません。
妻としては授乳中に夫が隣にいてくれるだけで、また話を聞いてくれるだけでストレスが大きく軽減されます。
何も解決せずただただ「そっかぁ…辛いね。毎日不安ななかでよく頑張ってくれてありがとね。」と声をかけてもらうことを、妻はどれほど切望しているか、夫である我々は理解せねばなりません。
このように初めてで不安だらけの気持ちを共感してくれる人が誰もいない状況は、お母さんにとって耐え難いものなのです。
夫の育児休業は妻のいのちを救います
この3つの理由以外にも「ベビーバスでの入浴が体力仕事で大変」とか「疲労で外出して誰かと話したりできない」とか、ワンオペ育児の過酷さをあげればきりありません。
これを母親1人が全て担うのは、あまりに過酷だと思うのです。
だからこそ夫が育児や家事を担い妻を助けるために、育児休業を取得することをおすすめしています。
また今は家事代行やネットスーパーなどのサービスも充実しています。
もし仕事の都合で育児休業の取得が難しいなら、多少お金をかけてでも妻の生活が楽になるように助けてあげたいですね。
男性にとっては一時的に仕事から離れる不安があることは、私もよくわかります。
それでも、あなたの妻を支えられるのは夫であるあなただけです。
3ヶ月以上の取得を勧めていますが、まずは1ヶ月・1週間だけでも構いません。
いのちがけで子育てをしている妻を救うために。
心からおすすめします。
God bless you!
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