こんな疑問をお持ちの方におすすめの記事!
妊娠した妻を助けてあげたいけど、実際どんな変化が起きたり、どう助けてあげたらいいかわからない、と悩んでいませんか?
実はあなたが想像している以上に、妊娠や出産については多くを学ばなければなりません。
実際に私たち夫婦も妊娠や出産について調べる事で、妊娠中の妻を効果的に支えるためには知識が必要不可欠だと思いました。
なぜなら、妊娠や出産における母体の変化は、経験していない人には想像すらできない物だからです。
また同じ妊娠でも1人目と2人目では全然違うこともあるからです。
そこでこの記事では妊娠から出産まで全体像をざっくりと紹介します。
記事を読み終える事で、まずは妊娠から出産までどのような変化やステップがあるのかを知る事ができます。
※夫がなかなか理解してくれない!とお悩みの奥様にもおすすめの記事です!
妊娠中に訪れる4つの時期
妊娠してから出産までに大きく分けて4つないし3つの時期があります。
なぜなら胎児の成長段階によって、母体も変化していくからです。
具体的には以下の4つの時期があります。
●妊娠超初期(最終生理日〜4週):生理が来ない
●妊娠初期(5〜16週):実は最も辛いつわり
●妊娠中期(16週〜28週):胎盤完成により胎児が発育する環境が整う
●妊娠後期(28週〜39週):出産に向けて準備を始める
この4つの時期に置いてそれぞれ必要な知識・準備が異なります。
いろいろ調べてみて、何も知らないで場当たり的に判断すると身体的にも精神的にも大きな負荷がかかると思いました。
最悪の場合、母体と胎児のいのちを危険に晒すことになってしまいます。
妊娠超初期:最終生理日〜4週
妊娠超初期は半分以上の方が妊娠に気づかずに過ごすことになります。
なぜなら妊娠週数のカウントが最終生理日からの計算となるからです。
実際に計算してみましょう。
妊娠に気づくサインとして月に1度の生理が来ない事が挙げられます。
生理は様々な要因で前後しますが、健康な状態なら概ね1ヶ月に1回は来ます。
そのため実際に妊娠してから生理が来ないと気づいた時には、だいたい3〜4週間程度経過しています。
具体的には以下の図のように、妊娠2週間は胎児がいない状態ですが、妊娠週数に含まれてカウントされていることになるのです。
また一般的に妊娠超初期から妊娠9週目までが、流産が最も起きやすい時期と言われています。
流産の確率は20代であれば15%程度と言われていますが、その2/3にあたる10%程度はこの妊娠超初期に発生します。
この時期の流産は妊娠後の行動が問題であったというより、受精した精子と卵子の染色体異常要因である場合がほとんどだそうです。
いずれにせよ流産は望んでいた妊娠の場合、特に妻への精神的影響が大きいです。
そのため妊娠が分かった直後は非常に嬉しい事ですが、周囲への報告は限定的にしておいた方がいいでしょう。
その他さまざまな母体の変化がありますので病気か何かと心配になってしまうかもしれません。
以下のサイトで妊娠超初期に伴うからだの変化には、どのような物があるのか具体的に書いてありますので気になる方はぜひ読んでみてください。
妊娠初期(5〜16週)
妊娠初期には一般的につわりがきます。
なぜなら妊娠した事で母体のホルモンバランスに変化が発生するため、母体に様々な影響がでます。
実はなぜ起こるのかなどはっきりとした理由は分かっていないようです!
つわり中は吐き気や気持ち悪さがずっと続き、不快感や食欲不振、倦怠感などを感じます。
実際に私の妻もつわりを経験しましたが、つわり中はゼリーや簡易的なたまごサンド、おにぎりなどしか口にできませんでした。
また食べたいものもその時の気分で変化していきます。
昨日までお茶漬けがとても食べやすかったのに、今日はいきなり食べれなくなったりします。
食べれそうと思って買ってみても、実際食べてみると気持ち悪くなったりもします。
本当に探り探りな状態でした!
だから食べれると思ってせっかく買っても、実は食べれない物も出てきてしまいます。
それでも奥さまはあまり申し訳なく思わなくていいでしょう。
10個トライして1個当たればラッキーくらいの気持ちでいきましょう!
また妻が食べたいと言ったもの夫が頑張って買ってきても、食べてもらえないときがあります。
いかしそれも気に留めないようにしましょう。
この時期は食べたいものを食べれるときに食べるというのが大切です。
つわりが酷すぎる場合は妊娠悪阻といって、食事が食べれなくて母体が衰弱してしまうケースもあるのです。
それを避けるための母体への投資と考えて、お金にいとわず食べたいものを購入しましょう!
私は食べたいと思えたので、高級なおいしいうどんを取り寄せました。
ただタレが2種類あって、1種類は好みじゃなかったので半分は夫にあげちゃいました!笑
ただ安心してほしいのは、お母さんがつわりが酷くて栄養を取れなくとも、胎児はしっかりと成長していきます。
妊娠初期に胎児が必要としている栄養は卵黄嚢から取り入れて成長しています。
これは栄養が詰まったお弁当箱のような物です。
だから母体の事を考えて、食べたいものを食べれるときに食べてください。
胎児がお弁当持っているってすごいですよね!
人間のからだって、本当に何から何までよくできているなって思います!
妊娠中期(16週〜28週)
妊娠中期では胎盤が完成して安定期に入ります。
妊娠初期のつわりが終わって気分も悪くなく、またお腹が大きくなって動きづらい妊娠後期でもない、いわば動きやすい時期です。
一般的に夫婦二人の時間を楽しむための旅行などはこの時期に!などと言われます。
ただし注意が必要なのは、安定期と言っても「安全期」ではありませんので注意が必要です。
安定期とは胎盤が完成して胎児が成長していくための環境が整った時期という意味であって、決して激しい運動や多少の無理をしても大丈夫、という安全期ではないのです。
私はてっきり安定期=安全期かと思っていました!
とはいえつわりも終わり身体的に楽にはなる時期ですから、つわりを頑張って乗り切った分、適度なリフレッシュは必要だと思います。
あーちゃんは行きたい食事屋さんをたくさん選んでいました!笑
本当に大変そうでしたし子どものために頑張ってくれたので、つわりが終わったら1つ1つかなえてあげたいですね。
妊娠後期(28週〜39週)
妊娠後期に入りお腹がどんどん大きくなると、出産準備が始まります。
この時期はいよいよ出産に向けてベビーベットなど赤ちゃんのための物を購入し、新しい家族が増える準備が本格的に始まります。
しかし母体は何をするにしても一苦労でしょう。
なぜならもう目に見えてお腹が大きくなるからです。
実際「腰から下の物を触る仕事は全て夫がする方がよい」と言われるほどです。
また体重コントロールを含めた体調管理が重要になります。
妊娠すると最終的になんと10kg近く体重が上昇する必要があるのです。
胎児自身の体重や胎盤、羊水など胎児を育成する環境に必要な物、また血液量も1.5倍近くまで増量します。
さらに胎児を育てたり、産後に母乳を出したりするために脂肪も数㎏増えていきます。
しかし脂肪のつけすぎには注意が必要です。
なぜなら出産において肥満は明確なリスクだからです。
産道が狭くなり、最悪の場合は帝王切開を行なう必要がでてきてしまいます。
そのため食欲が増しつつも体重が増加しすぎないようにコントロールもしなければなりません。
このように具体的な準備をしつつ、体調管理もしていかなければならないため、母体の負担は身体的にも精神的にも大きくなっていくでしょう。
そのため夫もこの時期から奥さんと子どものために、仕事を早く上がるようにしたり休みをとったりして積極的に育児をしましょう。
まだ赤ちゃんは生まれてはいませんが、もう子育ては始まっています。
家事をやることが育児です。奥さんのために時間を確保することが育児です。
母体が変化していくように、夫も実際に変化していかなければなりません。
ぜひ夫のみなさんも、産前から育児に参加しましょう。
まだまだ日本は家族や子育てよりも仕事を優先させるのが当たり前という風潮が強いです。
ましてや「生まれる前から何言ってんだ」という心無い発言にも出会うかもしれません。
しかしあなたのパートナーを支えるのはあなたしかできないことです。
そしてそれを放棄した責任はだれも取ってくれません。
あなたの家庭は、夫としてあなたが支えるのです。
仕事を大切にする姿勢は尊敬しますし、夫にとって、男性にとって仕事で成果を上げる事がどれほど大切な事か理解もしています。
でも妻や子どもの事を優先してくれる姿勢も、すごく尊敬します!
まとめ
いかがだったでしょうか。
ざっくりと妊娠から出産までのステージをまとめてみました。
それぞれの時期で気を付けるべきことが異なりますし、なんといっても大変さは人それぞれなのでいざなってみないと奥さんもわかりません。
1人目はつわりがなくても、2人目はひどいつわりという事もありえます。
周りがこうだったから、以前はああだったから、ではなく、今目の前の奥さんに合わせて対応していく必要がありますね!
God bless you!
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結婚前に風疹の予防接種を受けましょう。
妊娠している間は風疹のワクチン接種を受けられません。
万が一抗体が無い状態で妊娠し、妊娠中の母体が風疹にかかると、週数にもよりますが胎児が心臓病など重度の先天性疾患を持って生まれてくる可能性が非常に高いです。
特に25歳以上の方はまずワクチン接種を受けていないと考えていいと思います。
聞いたことない人は必ず読んでください!知らなかったでは済まないからほんとに!
周りを見ると子どもがたくさんいるので当たり前に思えてしまいますが、妊娠も出産も奇跡だと思います。
生まれたという結果だけ見てもわからない。生まれなかったいのちがどれだけあるのかを知らないと。
生まれてきた子は、ただ生まれたというだけでどれだけ尊いのでしょうか。