ホームスクーリング日記

「育休を6ヶ月取ります」と上司に報告したら〜再び育休を取れるのか?〜

りょう
りょう

こんな疑問をお持ちの方におすすめの記事!

  • 育児休暇の取得が難しいと諦めかけている方
  • 取得したいけど上司の反応が不安な方
  • 2人目の出産時にも長期の育休を取得したい方

男性の育休取得が社会トレンドになりつつありますが、それでも長期間の育休取得はかなりハードルを感じますよね。

「上司に反対されたり、同僚から嫌な顔されたりしたらどうしよう…。」という悩み、とても共感できます。

ましてや2回目、3回目の長期育休の取得なんていいんだろうか…?!と。

そんな悩みを持つ方に、今回の記事では2回目の長期育休の承認をもらった私のリアルな体験記を報告します。

私は1年半前に半年間の育休取得を申請しました。

当時私の周りでは長期間の育休を取得した人はおらず、「半年間の育休を取ろうと思うんだけど…。」と話すと「半年!?社会人やめるの!?(笑)」みたいな反応ばかり。

なので上司への報告はもうドキドキでしたよ。こんな記事まで書いてます。

当時は面談した管理職がすべて敵に見えた気がします…(笑)

でもこの準備のなかで長期育休を取得した先輩たちのブログ記事を読んだのが、私にとってとてもよかったのです。

自分の周囲では全く共感されなかった分、「こんな風に頑張って取得した先輩がいるのかぁ!」と、仲間を得た気分でした。

もちろん「こんな対応もあるのか。こうやって伝えたらいいんだな。」など具体的な学びもありましたよ。

でもなにより同じ価値観を持つ人がいて、その人たちも同じように悩んで、緊張して、育休を取得してきた事実が、私の励ましになりました。

そのため今回の2回目の長期育休の申請体験記が少しでもあなたの励みになればと思っています!

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長期育休を経験した余裕

今回1回目に比べてかなり心のゆとりがありました。

なぜなら1回目の長期育休を体験したことによる知識と経験が豊富だったからです。

たとえば

・法律上はかならず取得できる。
・半年間収入が減っても赤字にならなかった。
・長期の育休があったからこそ過ごせた、愛する妻子とのかけがえのない時間。

など。

1回目は、そうはいっても圧力をかけられるのでは?、金銭的な負担が大きいのでは?など、調べてみても実際に取得できるまで不安がなくなりませんでした。

2回目に長期育休を取ろうと思ったときは、そういった不安からは解放されたゆとりあるスタートだったと思います。

育休取得で再び仕事から離れる不安

今回の長期育休取得で感じた不安は再び仕事から離れることでした。

なぜなら1回目の育休終了日から2回目の取得予定日までおおむね1年しか経過していないためです。

約1年で再び離脱

私の場合は正確には1年3カ月ですが、引継ぎなどの時間を考えると、ほぼ1年で再び仕事から6か月離脱することになります。

加えて私の場合はこの1年の間に大きな変化が2回ありました。

1回目の育休から復帰したのが2021年8月でしたが、その2か月後の2021年10月に部署移動

さらにその6か月後の2022年4月には大規模な組織改編があり、業務内容ががらりと変更。

こうして新しいことに取り組み始めてさらに6カ月が過ぎようとしているなか、2回目の育休がスタート…。

つまり半年以上同じ仕事をすることが出来ていないのです。

そしてようやく自分で考えて行動できるようになり、チームでも責任ある仕事を担えるようになったころ。

しかし再び6カ月ほど職場を離脱するのです。

前回の復帰時はまっさらな状態に

1回目の育休を取得して復帰したときに、自分が想像していた以上にまっさらになりました。

6カ月という期間は、多くの変化が起こるのには十分な期間だったからです。

新しい業務システム、チームの方針、他部署との関係を再構築するなど、1回目の育休取得後は元に戻るのに想像以上の時間が必要でした。

そのためなかなか本業らしいことに集中できず、モヤモヤとした日々がしばらく続いたのです。

りょう
りょう

長期の育休復帰ということもあり、周りも気をつけながら仕事を任せてくれていたのかもしれませんが…。

その経験があるからこそ、2回目の育休取得後もまた同じようにまっさらになるのか…と思うと、復帰直後だけでなく、将来の仕事に対する漠然とした不安感が出てきたのです。

以上から、1度育休を取ったからこそ感じる新たな不安を感じました。

育休取得を全面的に応援してくれる上司たち

そんな不安を抱きつつも、やはり新たに家族が加わった半年間はかけがえのない時間

妻ともよく相談し、今回も6カ月の育休期間を取得することにしました。

上司に個別に時間を取ってもらい、

りょう
りょう

ご報告があります。2人目の子どもが与えられました。そのため6カ月の育休を取得したいと思います。よろしくお願いします。

とお伝えしました。

前回から部署が変わっているため、今回の上司はどう反応するのか。

緊張しつつ返答を待つと…。

おめでとう!全力で応援するよ!

めっちゃ歓迎・応援されました。むしろ喜んで送り出したいとのこと。

後日一緒に食事をした際には

まだ気が早いけど3人目が与えられた時もぜひ6ヶ月取ってもらいたい。

子育てを応援できない社会なんてダメだ。これからはそういう時代だよ。

と、すでに3人目の長期育休取得が推奨されました!(笑)

その後本部長クラスまで話をつないでいただき、無事正式承認されました。

ここまで思いのほかあっさりと申請が通り、むしろ上司が応援して一緒に喜んでくださったのには正直驚きました。

またそれだけでなく育休後の職場復帰を見据えて相談してくれ、私が復帰に関して抱いていた不安感が和らいでいったのです。

りょう
りょう

復帰後まで見据えて全面的に応援してくれるのは本当に恵まれた環境だなと感謝しました!

想像以上に影響力がある上司

今回の経験で感じたことは、育休を取得する人にとって上司の影響力は想像以上に大きいということでした。

私はこれまで「法律上、絶対に育休が取れる。だから上司の価値観が賛成派だあろうが反対派だろうが関係ない。」と思っていました。

取得の有無においてはそのとおりです。

しかし精神面ではそうではありませんでした。

なぜなら育休を取るまでの居心地が全く違うからです。

前回の職場で感じたこと

1回目の育休を取得した時の上司は非協力的でした。

育休と取るまでに様々な手続きがあります。

会社の手引書には「育休中の〇〇は上司に対応してもらいましょう。」とあるため、上司に相談したのです。

すると「えぇ?それ俺がやるの?仕方ないからやるけど、面倒だなぁ…。」と、面と向かって言われました。

もちろん面倒なんです。だから私も手間を取らせて申し訳ないなぁと。

このような発言を何度も何度も受けることになりました。

すると知らず知らずのうちに上司といる時間の居心地が悪くなったのです。

今の職場で感じたこと

今回の職場の上司は、先に書いたように、全面的に応援してくれています。

それゆえ手続きの相談もしやすかった

また自然と子育てや夫婦関係など、お互いのプライベートな話もよくするようになりました。

そのため関係が悪くなるどころか、信頼関係が深まったと感じています。

そういった時間を過ごすと「もっとこの職場で働いていたい。応援してもらっている分、仕事を頑張りたい。」という思いも生まれたのです。

このような経験を通して、育休を取るまでの期間を否定的の言葉を受け取りながら過ごすのか、応援されながら過ごすのかで、復帰後の仕事のモチベーションすら影響されることに気がつきました。

反対派の上司の場合は、あなたが想像している以上に影響力があると考えましょう。

そして社内外問わずあなたの育休を応援してくれる人と関係を構築することをオススメします。

りょう
りょう

わたしも全力で応援してます!

新しい家族で過ごせる半年が楽しみ

  • 経験者の余裕がありつつ、経験者ゆえの不安が出てきた。
  • 上司の姿勢は想像以上に影響力があった。
  • 無事6ヶ月の取得ができそう!!

あっさり承認もらえて期待外れの記事だったかもしれません。

ただ育休取得に奮闘した先輩方の記事ばかりだと、それはそれで不安になるかなと(笑)。

なので案外あっさり承認されるケースもあるんだ!と、私の事例がちょっとした箸休めになって少しでも心が軽くなれば嬉しいです。

育休の取得はまだまだ日本ではマイノリティーです。

しかしそんな日本でも、同じように家族との時間を大切にしたいと決断した人はたくさんいます。

そして私は「育休を取らなければよかった」という記事を見たことがありません。

むしろ「家族とたっぷり過ごせる最高の時間だった」という記事ばかりで、とても励まされました。

なのであなたの長期間の育休取得を、私も心から応援してます!

私は「育休を取らなければよかった」という記事を見たことがありません。

God bless you!

私は夫婦でドラマ『コウノドリ』を鑑賞しました。出産がどれほど尊いものなのか知ることができ、「育休とろう!」と背中を押してくれたオススメのドラマです。

そのため今回の2回目の長期育休の申請体験記が少しでもあなたの励みになればと思っています!

この記事を書いた人
りょう

某都立大学院で化学専攻。大手企業で5年間最先端研究開発に携わった後、日立系IT企業で営業として活動中。

愛妻と娘の3人暮らしでホームスクール中。
将来は子ども食堂の運営、クリスチャンスクール、異世代間シェアハウスの設立を目指しています。

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