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資産形成に向けてお金のどのように増やすのかが重要ですが、どのように支出を減らすのかも非常に重要です。
一般的に1%の収入アップより、1%の支出カットの方が容易だと言われています。
企業でも業績を改善する時に売り上げアップの施策よりコストカットの施策がとられやすいのは、実現性が高く効果も見積もりやすいからです。
要はやれば誰でもできるからです。
そこで今回はコストカットの側面から、私がはまった断捨離について考えてみたいと思います。
資産形成に有効という断捨離とはそもそもどんなものか
私は「いらないものを捨てる、必要ない物を手に入れない」が断捨離の原則かなと思ってます。
厳密に断捨離とはなんなのか分かりませんでしたので、Wikipedia先生の説明を抜粋します。
断捨離は、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用し、
• 断:入ってくるいらない物を断つ。
• 捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
• 離:物への執着から離れる。
として不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。
ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは異なるものとされている。
~2010年には新語・流行語大賞にノミネートされ[5]、流行語となった。
Wikipedia参照
おぉ、案外外れていない笑断と捨の本質はなんとかくみ取れていたようで嬉しいです。
断捨離の離も、断捨離にしばらく取り組む中で実感できますね。
私はもともと執着しているつもりはなかったです。
ただやってみて分かったのは「意外と捨てられない物がある=物に執着している」という事でした。
ともあれ、いらない物を捨てる、必要ない物は手に入れない、モノに執着しないこれが断捨離の理念のようです。
断捨離と資産形成の関係
これが資産形成とどのように影響するのか考えるにあたり、断捨離の反対へと進むとどうなるのか。
断捨離の「断」の反対
入ってくるいらない物を断つ、の反対で物を新しく手に入れる。
⇒購入費が発生
断捨離の「捨」の反対
いらないものを捨てる、の反対でいつまでもいらない物を持ちつづけるため保管するスペースが必要。
⇒管理費が発生
断捨離の「離」の反対
物への執着から離れる、の反対でついつい物を買ってしまい、なかなか捨てられない状況が続く。
⇒購入費と管理費の増加を助長
このように断捨離の反対へ進むと、購入費と管理費が増加します。
多くの人は購入費は気にします。
私の場合は「5万円の登山バック」や「8万円のスキー板」などを買った経験がありますが、学生だったこともあり相当悩みました。
一括で大きなお金を払うので分かりやすいですし、どうしても必要かと問われれば答えはNoである場合が多いからです。
しかし管理費はあまり意識されないのではないでしょうか。
実は物を持つということは物を保管や移動など管理しなければならず、必然費用が発生します。
実はこの管理に関わる費用が決して小さくないのです。
自分がどれだけ物を持っていて、どれだけのスペースを必要としていて、それによりどのくらいお金を払っているのか。
そんなこと気にした事ってありますか?
少なくとも私はないです。
これだけ言ってなんですが、細かい事まで気にしていたらなんか疲れそうです笑
ただざっくりでもいいので事実をとらえておくことは重要かなと思います。
物を置くための管理費ってどのくらいかかっているかイメージつきますか?
断捨離をしないと資産形成できない、とまでは言いません。
ただ、断捨離は資産形成に有用な1つの手段であると言えます。
資産形成に最も影響する3大支出は住居費、食費、交通費
一般的に月々の3大支出と言われるものは、住居費、食費、交通費です。
その中でも特に高いのが住居費、つまり家賃です。
実は物を持つことによって増大するのが、この住居費です。
東京在住の私は例にもれずこの3つが3大支出ですね。
住居費は立地や築年数など様々な要素によって変動しますが、費用に大きく影響する要素の1つが広さであることは間違いないでしょう。
物を持つことによってスペースが必要になると、必然的に広い家が必要になります。
収納が大きくないと!
本棚を置けるスペースが欲しい!
広いキッチンがほしい!
などなど。
物を持つことで必然的に広い家に住みたくなり、結果住居費があがってしまうということです。
また定常的な支出ではありませんが、物を運搬するとき、すなわち引っ越しの時にも費用が増えます。
軽トラックをレンタルして自分で引っ越しをするのと、大手引っ越し会社に依頼して引っ越しするのでは、十数万円~数万円単位で差が出るでしょう。
物を持つこととは、そのまま管理費用の増大につながるのです。
物を収納するためのスペースのために5000円ほど家賃を高くした場合、一般的な契約期間である2年間住むと合計12万円多く支払うことになります。
逆に物を捨てて5000円家賃を安くすることができれば、年間6万円の節約になります。
毎年6万円を年利5%で20年運用すると総額196万円の資産になります。
なんとなく物が多くてちょっと広い家に住みたいために
まぁ、月々5000円ならいいか!
とするかどうかで、20年後に約200万円近い差ができることになるのです。
たかが5000円。
されど5000円です。
目的のある断捨離が資産形成には重要
ただ注意して頂きたいのは、私は住居費に投資することを悪いと思っていません。
友人を家に招いて食事会を開くために、たくさんの食器や広いリビングが欲しい。
海外からの友人を家に泊めたいからゲストルームが欲しい。
高齢になった両親を助けるためにに車と駐車場が欲しい。
どれも素晴らしいと思いますし、素晴らしい目的に対してお金を投資していくのは尊ぶべきことだと思います。
お金はどれだけ持つかに意味はなく、どのように使うかが重要なのですから。
ただ「不要な物を持つため」にお金を支払っていないかどうかは考えてもいいのかなと思いました。
むしろ不要な支出をメンテナンスして、自分がお金を投資したいと思っている部分にしっかりお金を投資していけばいいのではないかと思っています。
以上のように、何も考えずに断捨離の反対方向へ進むと、気づかないうちに管理費用が増大していく傾向があると思います。
どのように断捨離を「継続」し資産形成へつなげるか
では具体的にはどのように断捨離を進めていけばよいのでしょうか。
人によって異なると思いますが、私がやったことはたった1つだけ。
これだけです。
このルールを徹底して守りました。
何にするかあまり深く悩まず、効果が高いとか難しいことは考えず。
本当に小さなものでもOKです。
私は捨てるものが思い浮かばず、とりあえず鉛筆3本捨ててよしとした月もありました。
バック、靴下、本、服、小物入れ、カラーボックスなどなど。ただ必ず3つ捨ててください。
毎月です。投資と同じです。
投資は毎月定期積立しますが、断捨離は毎月定期廃棄です。
またなんとなく無くなったものはダメです。
意識して、自分で選んで、自分の意思で3つ捨てるのです。
後述しますが、やってみると色々なよい変化が生まれてきます。
私の場合は、厳しすぎるルールがなかなか守れませんし、継続しません。
なのであまり厳しくせず、一気にやりすぎて続かなくならないように、ゆるくゆっくり、でも確実にやっていきました。
もっと体系的にいろいろ取り組んでみたい方は図書館で本でも借りてください笑
流行ったこともあって、断捨離のHOWTO本はたくさん出てます。
ただ私は読んだことありません。
私の場合は元々物欲が少なかったためか、上記のルールだけ守ってれば自然と物は少なくなっていったためです。
断捨離を継続すると資産形成以外の内面における変化がある
断捨離を継続する事で、実際の物が減る以上の変化が起きました。
断捨離で捨てることが達成感になる:捨(いらない物を捨てる)
断捨離を続けていくと、次第に捨てることに対して大きな達成感を覚えるようになるのです。
小さな物でもなくなるとすっきりします。
少し部屋が広く感じます。
案外大きなものでもいらないと思って捨てる月があります。
部屋が実際に広くなります。
これを繰り返しているうちに、次第に達成感を得る事ができ、捨てる事を楽しめるようになりました。
この変化が断捨離を継続する上で最も大きな影響だったと思います。
もっと断捨離して捨てたくなる:捨(いらない物を捨てる)
先に述べたのように達成感を得ると楽しくなっていきます。
するともはや物を捨てることが手段ではなく目的になります笑
ここまでいくと必要なものも捨ててしまうということが起きました。
あなたも同じ失敗を繰り返さないように私の体験談をお分かちします。
ある冬に服を捨てる事にしました。
冬服はどれも必要に思えます。
すると夏服に目がとまりました。
もともと長年愛用していたりしてよれよれだったので、これは都合がいいと目を輝かせて夏服を冬に捨てたのです。
これが良くなかった…
その時は冬でしたので、夏服などもはやどれも自分にはいらないもののように思えました笑
そしてしばらくして衣替えを迎えると、なんとジーパン1着とTシャツ1着にしかないという状況に…
気づいた瞬間に急いでユニクロに買いにいきました…
結局、必要な物も捨てたので困ってました笑
小さな達成感が、もっと捨てたいという大きな原動力を生み出したのです。
結果がどうなるかは、自制が必要ですね!笑
季節が違うときに捨てると大胆になれますよ!
オススメです!笑
断捨離のおかげで物が増えづらくなった:断(いらない物を手に入れない)
断捨離を始める以前は、このモノが必要かどうか、費用対効果はどうかなどを考えていました。
しかし毎月3つの物を捨てるというルールで断捨離を初めてから考え方に変化がおきました。
それは購入を検討している目の前の物が将来の断捨離候補に入ってしまわないかどうかと考えるようになりました。
最初はどういう物を捨てることになるのかわからないと思います。
しかしある程度続けるとどんなものを捨てることになるのか傾向が見えてきます。
そうすると新しく買おうとしていた物が案外捨てる候補になりやすそうだということに気づくようになるんですね。
そのためあまり物を買わなくてなりました。
自分にとって本当に必要ではない限りそのうち捨ててしまうのですから…
物を増やしたくない断捨離思考になった:断(いらない物を手に入れない)
断捨離に取り組み「部屋が広い、開放感がある」など感じてくると、今度は物が増えた時のストレスが大きくなります。
将来捨てるかもしれないという思考とこの感覚は相乗効果を生み出します。
ますます購入へのハードルが上がるので、物が安易に増えづらくなりましたね。
断捨離で捨てる物はお金になる:捨(いらない物を捨てる)
物を捨てる際にゴミ箱へ捨ててもいいのですが、多くのものは売ることができます。
特に今の時代はメルカリだのヤフオクだの個人での出品が容易になりました。
捨てるのがもったいないと感じる場合、売ってみてはどうでしょう。
服を捨てすぎた話をしましたが、実は古着屋に持っていったのです。
それなりのものがあったのか、数千円に早変わり。
奥さんのあーちゃんは結婚して引っ越しする時に、大学時代の専門書など売って数万円くらい稼いでましたね。
私は梱包とか出荷作業とかめんどくさいなと思って捨てることが多いですが、その点奥さんの方がやりくりが上手です。
えっへん!!(*^_^*)
こういうのが苦にならない人はどんどん出品してお金に換えてしまいましょう。
こちらとしては捨てる事が目的なので、相場はあまり求めなくていいです。
相場の10%OFFとかならすぐ売れるでしょう。
いかがだったでしょうか。
わたしにはパッと思いつくだけで以上のような変化がおきました。
人それぞれだと思いますが、もしやってみると少なからずこのような変化がおきると思います。
まずは今月から、なにか3つだけ捨ててみませんか?
資産形成における断捨離の本質へ踏み込む
さて、実は(というか当然なのですが)断捨離を私のルールで進めていくと、次第に捨てるものがなくなってきます。
どう考えても必要な物だけしかない。
スマホ、パソコン、財布、机、などなど。
ここが重要な分岐点でした。
快く捨てれる物がなくなったとき。
悩まずに捨てる物がなくなったとき。
断捨離をやめるのか、悩んでさらに続けるのか。
そこでやめずに一歩踏み出した時に、断捨離における次のステージに進めました。
これこそ断捨離の本質的な部分である気がします。
本当に必要なものは何なのか。
それを深く考えるステージであるように思います。
以下の記事で断捨離の次のステージについてまとめましたので興味がある方は良ければ合わせてお読みください。
まとめ
ここまで読んでくださりありがとうございました。
今回は統計やデータではなく個人的な体験からの考察になるので、効果のほどは個人差が生まれると思います。
ただ非常に簡単なルールを実行するだけなので、誰にでも適用できる内容かなと思いました。
この記事を読んで1人でも断捨離を始めようと思って下さったらうれしいです!
God bless you!
人生を変えた断捨離といえば、スマートフォン断捨離だと即答できます。
資産形成の面でも、時間を生み出すという面でも、スマートフォンの断捨離は私の人生の中で最も影響力のある断捨離でした。
断捨離によって節約できた資金を投資していきましょう。
もし米国株式投資を始めるなら楽天証券かSBI証券をオススメしています。
3大支出ほどではないですがスマートフォンの通信費も決して小さくはありません。
家賃を5000円削るのも、通信費を5000円削るのも効果は一緒です。
格安SIMを導入して100万円以上の資産形成を目指しましょう。
年間いくらをどのくらいの平均年利で投資するとセミリタイアが可能なのかシミュレーションしてみました。
正確な予測はできずとも、ざっくりとしたシミュレーションは重要ですね。